前日を振り返って
連休明けとなった7月21日の東京市場は、前週末の歴史的なパニック大暴落(安値62,704円)による暗雲を鮮やかに払拭する、驚異的なV字回復劇を演じた。日経平均株価は前日比2,091円高の66,232円と高値引けを記録し、前週末にストップ安まで叩き売られたキオクシアホールディングスが17%超の大爆騰を見せたことで、市場を覆っていた「AI・半導体ショック」の不透明感は一気に解消された。
NF日経レバ(1570)も始値67,090円から上昇ピッチを加速させ、後場には事前設定していた想定レンジ上限(69,500円)を大幅に突破。終値では前日比3,990円高(+6.04%)の70,080円と、大台に乗せる圧巻の高値引けを果たした。しかし、原油高や韓国株安といった外部リスクを過剰に警戒するあまり、想定レンジの上限を低く見積もりすぎて後場一段高(70,000円超え)の最大の伸び代を取りこぼしてしまった。セリングクライマックス通過後に湧き出る反動エネルギーの凄まじさを正しく認識し切れなかった点は、本日の立ち回りにおける大きな反省材料である。
寄り前情報

週半ばとなる本日の寄り前にて、相場の上昇第2波を力強く後押しする強力なポジティブニュースが米国市場から届いている。添付画像「image_24.png」の各データおよび最新動向は以下の通りである。
- 米国市場:主要3指数が揃って大幅に反発。NYダウが52,224.64(+385.38ドル、+0.74%)、ナスダック総合が25,837.20(+329.13ポイント、+1.29%)、S&P500指数が7,509.20(+65.92ポイント、+0.88%)で着地。中東情勢や関税の懸念を跳ね返し、ハイテク株・半導体株主導で全面高の展開となった。
- SOX指数爆騰・ボラティリティ:米フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が5.2%高と強烈な大爆騰を記録。国内半導体セクターへ極めて強力な追い風となる。VIX指数は17.05(▲8.57%)と大幅低下し、リスクオンの地合いが急速に回復している。
- 先物・為替(image_24.pngより):ドル円(Bid)は1ドル=163.203円前後と163円台に乗せる急伸を見せており、輸出セクターの強い支えとなる反面、原油(WTI先物84ドル後半)の高止まりは内需の重し。しかし、日経225先物(期近)は67,200円(+880円、+1.33%)まで買われて帰着。シカゴ先物(現物比約1,000円高)も含め、本日の東京市場は強力なギャップアップスタートが確定的である。
ロイター予測によると、きょうの東京株式市場で日経平均株価は、米国市場でのAI・半導体株高を受けた買いが先行し、大幅続伸でスタートする見通しである。シカゴ日経平均先物が現物終値から約1.5%(約1,000円)高い水準にあることにさや寄せする動きが想定される。本日予定されている米アルファベットやテスラなどのハイパースケーラー決算に対する良好な設備投資見通しの思惑も買いを支援する。一方で、心理的節目となる6万7000円付近では戻り待ちの売りが交錯する見込み。日経平均の予想レンジは6万6,000円─6万7,300円と想定されている。
本日の戦略
米SOX指数5.2%高による強烈なギャップアップと、節目の67,000円付近における戻り売り圧力を踏まえ、本日のメインテーマを設定する。
「セリクラ通過後の上昇第2波追随、ギャップアップ後の押し目を拾う強気順張り戦略」
本日の相場に挑む上で、前日ベースの判断指標を強調して踏まえておきたい。
- 前日の乖離値:-3,800円 ~ -1,900円
- 前日の値幅(現物想定コア):3,900円
前日の4桁大爆騰を経てもなお、理論値とのマイナス乖離は「-3,800円〜-1,900円」と深く残されている。この深いマイナス乖離は、前週末の売り崩しで取り残されたショートポジション(空売り)の買い戻しエネルギーが未消化であることを示している。値幅も3,900円へと引き締まっており、本日も先物高を主導とした「踏み上げ相場」の上昇第2波に力強く乗る局面である。
想定レンジ(NF日経レバ1570)
71,500円 ~ 74,500円
本日の具体策
- 日経225先物が67,200円(シカゴはさらに上)まで高騰しているため、NF日経レバ(1570)も前日終値(70,080円)から窓を開け、72,000円台前後の大幅なギャップアップで寄り付くことが予想される。朝一番の急騰局面へ不用意に飛びつくことは避ける。
- 寄り付き後の買い一巡後、日経平均67,000円の節目を意識した利確売りや戻り売りによって、NF日経レバが71,500円〜72,000円付近まで押される場面を静かに待つ。
- 71,500円近辺で5分足チャート等の下値支持(サポート)を確認できた段階で、昨日の反省から恐れずに自信を持ってロング(買い)エントリーを執行する。
- 日経平均の予想上限(67,300円付近)に相当するNF日経レバの74,000円〜74,500円付近では、米ハイテク決算前の利確売りが出やすいため、過度な欲張りを排して確実に利益を確定し、ポジションをクローズさせる。
閉めの言葉
前週末の絶望的な底割れから一転、昨日の2,000円超の大反発、そして今朝の米SOX指数5.2%爆騰という急展開は、相場がいかに動的であり、セリングクライマックス通過後の反発エネルギーが強大であるかを強烈に物語っている。前営業日に弱気姿勢から上昇後半を取りこぼした悔しさはあるが、マイナス乖離が深く残る現在のマーケット構造は、依然として買い方に圧倒的な優位性があることを示している。
本日の戦いでは、朝方のギャップアップに焦ることなく、節目での利確売りを一巡させた後の「極上の押し目」を冷静に捉える規律が求められる。163円台へ突入した為替の追い風と半導体株の反動高を味方につけ、恐れずに強気の順張りで追随し、上昇第2波の果実をしっかりと手にしていこう!

