前日を振り返って
前営業日となった8月28日の東京市場は、米株高を受けつつも寄り付き直後に一時100円超安(66,012円)まで下押す展開となったが、即座に買戻されてプラス転換。米セールスフォース急騰を受けたSaaS・ソフトウェア株の強い上昇が相場を牽引し、前場から後場寄り直し直後にかけて一時66,842円(高値)まで伸長した。後場後半はジャクソンホール前夜の手仕舞い売りに押されたものの、大引けは前日比273円高の66,405円と反発を維持した。
NF日経レバ(1570)も、始値69,310円から安値69,070円まで押されたものの、想定下限ゾーン直上で見事に踏みとどまりV字上昇へ突入。前場終盤から後場序盤にかけて高値70,750円まで急跳躍した。終値は前日比530円高(+0.77%)の69,780円で着地した。1,700円幅のレンジを形成して見せた底強さと70,000円大台回復の手応えを、本日の立ち回りへ活かさねばならない。
寄り前情報

週明け本日の寄り前にて、ジャクソンホール会議での米FRBウォーシュ議長講演を受けた米株安およびSOX指数急落、一方で国内160円10銭台へと突入した強烈な円安という交錯する材料が届いている。添付画像「image_22.png」の各データおよび最新動向は以下の通りである。
- 米国市場:主要3指数が揃って軟調。NYダウが53,559.99(▲9.45ドル、▲0.02%)、ナスダック総合が26,402.42(▲138.92ポイント、▲0.52%)、S&P500指数が7,711.76(▲19.23ポイント、▲0.24%)で終了した。ジャクソンホール会議でウォーシュFRB議長が基調的インフレに対して「やるべき仕事がある」と述べ、利上げ可能性を示唆したことがタカ派的と受け止められた。フィラデルフィア半導体株(SOX)指数が3%超安と急落し、半導体株の重石となる。VIX指数は14.43(▲0.55%)へ安定推移。
- 先物・為替(image_22.pngより):日経225先物(期近)は65,830円(▲620円、▲0.93%)と66,000円を割り込んで帰着。TOPIX先物は4,142.5(▲9.5、▲0.23%)と相対的に底堅い。一方、為替(Bid)は1ドル=160.102円前後と、米金利上昇を受けて再び160円大台に乗せる強力な円安が進行しており、輸出株やTOPIX構成銘柄への強力な支援材料となっている。
- 注目イベント・材料:米タカ派発言と半導体安を受け、朝方は売り先行でスタートし66,000円大台を試す展開が予想される。国内では7月鉱工業生産(速報値)が発表予定。金利高を受けた銀行など金融株の買いと160円台の円安がどこまで下値を支えられるかが焦点となる。
ロイター予測によると、きょうの東京株式市場で日経平均株価は軟調な展開が想定されている。ウォーシュFRB議長の講演がタカ派的と受け止められ前週末の米株が下落した流れを受け、半導体株中心に売り先行で66,000円を割り込む展開が見込まれている。一方、三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩氏は「TOPIXは相対的に底堅く、金利高で金融株には買いが入る可能性もある」と指摘する。日経平均の予想レンジは6万5,500円─6万6,200円と設定されている。
本日の戦略
米タカ派発言とSOX指数急落、160円台へ突入した強烈な円安推移、および前日に記録された「-3,900円〜-3,000円」へと深く蓄積された理論値マイナス乖離を踏まえ、本日のメインテーマを設定する。
「タカ派ジャクソンホール通過後の朝方ギャップダウン下掘り一巡待ち、160円台円安と拡大マイナス乖離を背にした68,200円〜68,600円支持線での順張り押し目回転戦略」
相場へ臨むにあたり、前日に記録された客観的テクニカルスタッツを強調して分析の軸とする。
- 前日の乖離値:-3,900円 ~ -3,000円(自律反発エネルギーを充填した深いマイナス領域推移)
- 前日の値幅(日中ボラティリティ):1,700円(安値69,070円からの手堅いV字回復)
理論値とのマイナス乖離が「-3,900円〜-3,000円」と深く適正な領域に維持されていることは、前週末までの手仕舞い売りを経て悪質ポジションが振るい落とされ、絶好の割安買い場が形成されていることを意味している。160円台へ乗せてきた強力な円安と、TOPIX構成銘柄への実需買いは、半導体安による朝方のギャップダウンを一巡させた後に強力な防空壕となる。パニック売りの一巡を冷静に待ち、押し目を拾う立ち回りが求められる。
想定レンジ(NF日経レバ1570)
68,200円 ~ 69,800円
本日の具体策
- 日経225先物が65,830円まで下押して帰着しているため、NF日経レバ(1570)も前日終値(69,780円)から窓を開け、68,500円〜68,800円前後のギャップダウンでスタートすることが予想される。朝一番の海外株安に押された売り急ぎには追随せず、ファーストタッチは静観を徹底する。
- 日経平均予想下限(65,500円方向)に対応する、NF日経レバの「68,200円〜68,600円付近」(前日ボリンジャーLOWER1〜2帯近辺の絶対的支持ゾーン)まで引き付けられる場面をじっくり待つ。
- 5分足チャートでWボトム形成や明確な下げ止まり(出来高を伴う買戻し)が確認できた段階で、自信を持ってロング(押し目買い)を仕込む。
- 日経平均予想上限(66,200円方向)への戻り上昇に伴い、NF日経レバが69,400円〜69,800円手前まで駆け上がる局面では欲を張らず、目標到達で素早く利益を確定させてポジションをたたむ機動的回転売買を徹底する。
閉めの言葉
注目されたジャクソンホール会議でのタカ派的発言や米SOX指数急落を受け、週明け8月最終営業日の東京市場は朝方に一定の売り圧力を受ける立ち上がりとなりそうだ。
しかし、160円台へ再び乗せてきた強烈な円安水準と、前日に「-3,900円〜-3,000円」へとしっかりと溜め込まれた健全なマイナス乖離は、日本株の底地に潜む反発パワーの確かな証拠である。朝方の表面的なギャップダウンに過度な恐れを抱くことなく、冷徹にサポートラインを引き付けて自律反発の果実を掴み取りに行こう。8月ラストの一日も ironclad(鉄壁)のリスク管理のもと、共に有終の美となる勝利を収めよう!

