前日を振り返って:日銀通過の安堵感で7万円台へ再突入!想定外の強さを見せた1日
前営業日である6月17日の相場は、朝方の売り一巡後に猛烈な切り返しを見せ、事前の「反落・様子見」という想定を心地よく裏切る、強気な続伸の1日となった。
日経225は米国ハイテク株安を嫌気して売りが先行し、開始直後には下げ幅を400円超に広げて一時69,000円の節目を割り込む場面があった。しかし、そこからすぐに切り返してプラス転換。米ダウ平均の史上最高値更新や、日銀会合を無事に通過した安堵感からAI・半導体関連株に強い買い戻しが入り、後場には早々に節目の70,000円を奪還した。終盤にかけては7万円近辺での底堅いもみ合いが続き、終値は497円高の69,902円と5日続伸で取引を終えた。
NF日経レバ(1570)も、始値76,910円から寄り付き直後に安値76,880円をつけたのが一日の底となり、そこからはひたすら上値を追う展開となった。事前の想定レンジ上限(79,000円)を後場には軽々と上抜け、高値79,880円まで上昇。大引けにかけても売り崩されることなく、終値79,550円(前日比+1,570円)と強いモメンタムを維持したまま着地した。
本日の戦略を練る上で決して無視できないのが、前日の乖離値(-6,800〜-9,700円)と、荒波を象徴する値幅(3,000円)である。
乖離値は一時的に縮小する場面はあったものの、依然として約1万円に迫る天文学的なマイナス水準を維持している。現物が7万円の節目を回復してもなお、レバレッジETF側での売り残(ショートポジション)の捕まりは解消されておらず、この異常な歪みが相場の強靭な「底値の盾」として機能し続けている。そして、3,000円という大きな値幅は、相場のエネルギーが依然として極めて高い状態にあることを示している。本日も寄り付きからの急変動には最大限の警戒が必要だ。
寄り前情報:FOMC通過で米国株下落も、SOX指数高が支えに

本日の相場環境は、注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過したものの、米国株の下落を受けて「売り先行」でのスタートが予想される。
添付の「image_19.png」が示す昨晩の海外市場データを見ると、FOMCの結果を受けて主要3指数が揃って下落している。NYダウは51,492.55(-507.12 / -0.98%)、NASDAQは26,021.65(-354.68 / -1.34%)、S&P500は7,420.10(-91.25 / -1.21%)と軟調な推移となった。VIX指数(恐怖指数)は18.44(+2.03 / +12.37%)と上昇し、市場の警戒感が再び高まっている様子が窺える。一方で、為替は1ドル=160.610円近辺と円安水準をキープしている。
ロイターの予測によれば、本日の東京株式市場は売り先行でスタートする見通しである。米国株の下落が重しとなる一方で、下がったところでは押し目買いも入るとみられ、プラスに転じる場面もあるのではないかと予想されている。特に、米市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が1%超高となったことは、国内のハイテク株を下支えする強力な材料となりそうだ。日経225先物(期近)は69,980円(-70 / -0.10%)と小幅安にとどまっており、日経平均の予想レンジは69,500円─70,500円と、7万円の大台を巡る攻防が想定されている。
本日の戦略:売り先行後の押し目を拾い、7万円台定着を狙う順張り
米国株の下落による売り先行の展開、SOX指数高によるハイテク株への支え、そして強固な底値の盾となる極大マイナス乖離を総合的に判断し、本日のNF日経レバ(1570)の想定レンジは以下のように設定する。
想定レンジ:78,500円 〜 81,000円
基本戦略:「朝方の売り込みを絶好の押し目と捉え、7万円台固めへの追随」
本日は、FOMC後の米国株安を受けた朝方の売り先行を「絶好の押し目買いチャンス」と捉え、その後はSOX指数高を背景としたハイテク株主導の切り返しに追随する強気の戦略を基本方針とする。
- 78,500円〜79,500円の下値圏(売り先行時の積極的な押し目拾い): 寄り付きは米国株安に引きずられて安く始まる公算が大きい。しかし、「-6,800〜-9,700円」という極大マイナス乖離が下値をガッチリとサポートしているため、売り込みは限定的と見る。朝方の売り一巡後、下げ止まりを確認できたポイントは積極的に拾っていくべき局面だ。
- 80,000円〜81,000円の上値圏(7万円台定着からの上値追いと冷静な利確): 押し目買いからの反発後、SOX指数高を追い風にハイテク株が牽引し、日経平均が70,500円に迫るような展開となれば、NF日経レバも80,000円台の未知の領域へと足を踏み入れることになる。7万円台が強固な岩盤として定着すれば、ショートスクイーズのさらなる発動も期待できる。ただし、値幅3,000円のボラティリティを忘れず、急騰局面ではあらかじめ設定したターゲットで冷静に利益確定を行うことも忘れてはならない。
閉めの言葉
上がると思えば下がり、下がると思えば一気に戻る。FOMCという大イベントを通過し、市場はまた新たな局面へと突入した。米国株の下落という逆風の中でも、極大マイナス乖離という心強い味方が我々にはついている。
朝方の下落に怯んでポジションを手放してしまえば、その後の力強い切り返しを指をくわえて見ていることになりかねない。値幅3,000円の激しい波を乗りこなすには、数字を冷静に分析し、自らのルールを固く守り抜く精神力が必要だ。
焦る必要はない。相場は常に新たなチャンスを提供してくれる。約1万円に迫る異常な乖離のパワーを信じ、7万円台という新たなステージでの戦いを楽しもうではないか。今日もブレない心で、荒波の先にある勝利を掴み取ろう!

