前日を振り返って
前営業日となった8月31日の東京市場は、ジャクソンホール会議での米タカ派発言や半導体安を嫌気して寄り付きから700円超安でスタートし、開始直後には一時1,500円超下落して64,832円(安値)まで叩き売られる波乱の立ち上がりとなった。しかし、売りが一巡すると160円台の強力な円安やTOPIX構成銘柄への実需買いを背景に猛烈な急反攻へ突入。大引けにかけて怒涛の巻き返しを見せ、日経平均は前日比93円安の66,311円まで持ち直して「高値引け」を記録した。
NF日経レバ(1570)も、始値66,710円から朝方に安値66,550円まで下掘りしたものの、そこから買い方の怒涛の押し目買いが入って直線的なV字切り返しへ突入。終値は本日最高値となる69,690円(前日比90円安、-0.13%)の「高値引け」を演じた。安値66,550円から3,100円幅もの驚異的なサージを演じてボリンジャーMIDライン(69,317円)を奪還した圧巻の足取りを、本日の立ち回りへ活かさねばならない。
寄り前情報

9月相場本格スタートとなる本日の寄り前にて、米国市場での中東地政学リスク警戒による原油高・金利上昇と主要3指数の下落、一方で米半導体株の底強さと159円70銭台の堅調な円安推移という交錯する材料が届いている。添付画像「image_24.png」の各データおよび最新動向は以下の通りである。
- 米国市場:主要3指数が揃って反落。NYダウが53,185.90(▲374.09ドル、▲0.70%)、ナスダック総合が26,370.88(▲31.53ポイント、▲0.11%)、S&P500指数が7,686.14(▲25.62ポイント、▲0.33%)で終了した。米軍によるイラン攻撃報道や中東情勢の不透明感が再燃し、WTI原油先物が85ドル台へ上昇、米長期金利が上昇したことが嫌気された。一方でフィラデルフィア半導体株(SOX)指数帯は小高く終えており、国内ハイテク株の一定の下支えとなる。VIX指数は14.92(+3.39%)へ上昇。
- 先物・為替(image_24.pngより):日経225先物(期近)は65,820円(▲630円、▲0.95%)と前日現物終値を下回って帰着。TOPIX先物は4,127.0(▲39.0、▲0.94%)と追随。為替(Bid)は1ドル=159.789円前後と、159円台後半の強固な円安水準をキープしている。
- 注目イベント・材料:中東情勢の緊迫化と米株安を受け、朝方は売り先行でスタートする見通し。国内では主要な経済指標発表が一段落する中、前日に見せた3,100円幅の凄まじい押し目買い需要と159円台後半の円安がどこまで下値を防衛できるかが焦点となる。
ロイター予測によると、きょうの東京株式市場で日経平均株価は軟調な値動きが想定されている。米国市場で中東情勢の不透明感が再び警戒され原油高・金利上昇となったことを嫌気した売りが先行するとみられる。一方、米半導体株は小高く終えており、国内の関連株が底堅ければ下げは限られる可能性も意識されている。日経平均の予想レンジは6万5,300円─6万6,600円と設定されている。
本日の戦略
中東リスクによる米株安・原油高、米半導体株の底強さ、159円70銭台の強力な円安推移、および前日に「-3,300円〜-1,700円」へと健全に正常化された理論値マイナス乖離と3,100円幅のV字反攻実績を踏まえ、本日のメインテーマを設定する。
「中東リスク警戒による朝方ギャップダウン後の押し目買い引き付け、159円台円安と前日高値引けのV字底力を背にした68,200円〜68,600円支持線での順張り回転戦略」
相場へ臨むにあたり、前日に記録された客観的テクニカルスタッツを強調して分析の軸とする。
- 前日の乖離値:-3,300円 ~ -1,700円(朝方暴落からの強烈な買い上げに伴うマイナス幅の健全な正常化)
- 前日の値幅(日中ボラティリティ):3,100円(安値66,550円からの圧巻の3,100円幅V字サージ)
理論値とのマイナス乖離が「-3,300円〜-1,700円」の適正領域へ回復したことは、前日の3,100円幅に及ぶ特大サージによって市場の価格歪みが補正され、実需筋の強い下値買い意欲が証明されたことを意味している。159円70銭台の円安と前日高値引けで奪還したボリンジャーMIDライン(69,317円)は、海外株安による朝方のギャップダウンを一巡させた後に強力な下値支持帯として機能する。寄りの下押しを静観し、押し目を狙う立ち回りが求められる。
想定レンジ(NF日経レバ1570)
68,200円 ~ 70,500円
本日の具体策
- 日経225先物が65,820円まで下押して帰着しているため、NF日経レバ(1570)も前日終値(69,690円)から窓を開け、68,500円〜68,800円前後のギャップダウンでスタートすることが予想される。朝一番の地政学リスクを嫌気した売り急ぎには追随せず、ファーストタッチは静観を徹底する。
- 日経平均予想下限(65,300円方向)に対応する、NF日経レバの「68,200円〜68,600円付近」(前日ボリンジャーMIDライン下方の強固な押し目支持ゾーン)まで引き付けられる場面をじっくり待つ。
- 5分足チャートでWボトム形成や明確な下げ止まり(出来高を伴う買戻し)が確認できた段階で、自信を持ってロング(押し目買い)を仕込む。
- 日経平均予想上限(66,600円方向)への戻り高値追いに伴い、NF日経レバが70,000円〜70,500円手前まで駆け上がる局面では過度な欲をかかず、目標到達で素早く利益を確定させてポジションをたたむ機動的回転売買を徹底する。
閉めの言葉
中東地政学リスクの再燃による米株安と原油高を受け、9月スタートの本日の東京市場は朝方に一定の売り圧力を受ける展開となりそうだ。
しかし、前日に安値から3,100円幅も駆け上がって見せた圧倒的なV字切り返しパワーと、159円70銭台にしっかりと定着した円安は、日本株の底地に潜む強靭な買い需要の揺るぎない証拠である。朝方の表面的なギャップダウンに動揺することなく、冷徹にサポートラインを引き付けて自律反発の果実を掴み取りに行こう。9月相場初日も ironclad(鉄壁)のリスク管理のもと、共に確かな勝利を収めよう!

