前日を振り返って
3月6日の東京市場は、想定していた調整レンジの中で推移しながらも、結果としては底堅さを確認する一日となった。
日経平均は
始値 54,674円
高値 55,686円
安値 54,513円
終値 55,620円(+342円)
米国株安を受けて寄り付きは弱く始まったものの、54,500円付近で強い押し目買いが入り、その後はプラス圏へ急回復した。後場もじわじわと水準を切り上げ、最終的には高値圏で取引を終えている。
NF日経レバ(1570)も同様の動きであった。
始値 50,160円
高値 51,960円
安値 49,780円
終値 51,840円(+680円)
安値49,780円から急反発し、終値は51,840円。想定レンジ
49,500円〜52,000円
の中で推移しており、レンジ予測としては機能した一日であった。
また、この日の重要な指標は以下である。
■乖離値
3,700円〜4,800円
■値幅
2,200円
直近の値幅は
4,000円
↓
2,900円
↓
2,200円
と急速に縮小しており、市場は
急落 → 急反発 → レンジ形成
という典型的なパターンに移行しつつあった。
しかし、この落ち着き始めた市場環境は、週末の外部環境によって再び大きく揺さぶられることとなる。
寄り前情報

3月9日の東京市場は急反落スタートが予想されている。
ロイターによる日経平均の予想レンジは
52,000円〜54,000円
前週末終値55,620円から考えると、最大で3,000円規模の下落余地があるレンジである。
最大の要因は中東情勢である。
イランの最高指導者後継問題が報じられ、地政学リスクが再び高まり、原油価格は急騰した。WTI原油は100ドルを突破し、インフレ再燃への警戒が強まっている。
さらに米国市場も弱い。
NYダウ
47,501ドル(-453ドル)
NASDAQ
22,387(-1.58%)
S&P500
6,740(-1.32%)
加えて半導体株の指標であるSOX指数は約4%下落しており、日本の半導体関連株には逆風となる可能性が高い。
そしてもう一つの不安材料は米雇用統計である。
非農業部門雇用者数が予想外のマイナスとなり、米労働市場の悪化が示唆された。これにより米景気減速懸念が広がり、株式市場には売り圧力がかかっている。
市場心理を示す恐怖指数も急上昇している。
VIX指数
29.49(+24%)
さらに日経平均先物は
54,020円(-1,710円)
まで急落している。
為替は
ドル円 158円台
と円安水準ではあるものの、株式市場を支えるほどの材料にはなっていない。
つまり現在の市場は
・中東リスク
・原油急騰
・米雇用悪化
・半導体株安
という複合的なリスク要因に直面している。
本日の戦略
ロイター予測レンジは
52,000円〜54,000円
である。
前週終値55,620円と比較すると、かなり広い下落レンジが想定されている。
ここで重要になるのが直近のボラティリティである。
直近値幅は
2,200円
そして乖離値は
3,700円〜4,800円
であった。
このデータを踏まえると、本日は
ボラティリティ再拡大局面
に入る可能性が高い。
急落相場では
値幅縮小
↓
外部ショック
↓
値幅再拡大
という動きがよく起こる。
この前提から、NF日経レバ(1570)の想定レンジを設定する。
■1570想定レンジ
47,500円〜51,000円
算出根拠は以下である。
・日経平均予想値幅 約2,000円
・レバレッジ2倍特性
・直近値幅 2,200円
・VIX急騰
想定シナリオは三つ。
① 寄り付き急落 → 52,000円付近反発
最も現実的なシナリオである。急落後の押し目買いが入りやすい水準。
② 52,000円割れ → パニック売り
地政学リスク拡大時の典型パターン。値幅は一気に拡大する。
③ 寄り底反発
自社株買い・押し目買いが強く入るケース。ただし可能性は高くない。
本日の基本戦略は明確である。
「初動は触らない」
急落相場では寄り付き直後の値動きが最も荒れる。
焦ってポジションを取るよりも
・52,000円の攻防
・出来高急増
・ボラティリティの方向
を確認することが重要である。
注目ポイントは三つ。
・日経平均52,000円ライン
・1570の48,000円防衛
・VIXの動き
もし
52,000円を明確に割り込む
場合は、短期的にさらに下値を試す可能性もある。
逆に
52,500円以上へ急回復
する場合は、ショートカバー相場になる可能性がある。
<h2>閉めの言葉:主な感想を繰り返し、読者に共感をおこさせる一言</h2>
相場は静かに落ち着き始めていた。
値幅は縮小し、恐怖は薄れつつあった。
しかし、市場はいつも外部から揺さぶられる。
地政学リスク、原油高、雇用不安。
それらは突然、静かな市場を再び荒れさせる。
だからこそ忘れてはならない。
相場は予測するものではなく、対応するものである。
焦らない。
無理をしない。
そして流れを見る。
嵐の中では、動かないこともまた戦略なのである。📉📊

