2026年3月9日とNF日経レバ(1570)の結果と反省

戦略のまとめ

3月9日の東京市場は急落相場を想定していた。

週末の外部環境は明らかに悪化していたためである。

中東情勢の緊迫化、原油価格の急騰、弱い米雇用統計、そして米半導体株の急落。これら複数のリスク要因が重なり、市場心理は急速に悪化していた。

ロイターによる日経平均の想定レンジは

52,000円〜54,000円

この前提から、NF日経レバ(1570)の想定レンジを

47,500円〜51,000円

と設定した。

また戦略としては以下の3点を重視した。

・寄り付き直後は触らない

・日経平均52,000円ラインの攻防を確認

・1570の48,000円防衛ラインを観察

急落相場では初動が最も荒れるため、焦らず値動きの方向性を確認することを基本方針としたのである。

しかし結果として、この日の市場は想定を超える激しい下落に見舞われることとなった。

実際の値動き

Screenshot

日経225

始値 54,608円

高値 54,608円

安値 51,407円

終値 52,728円(前日比 -2,892円)

寄り付きがこの日の高値となる典型的な暴落パターンであった。

寄り付きからすでに大幅安でスタートし、その後も売りが止まらず、午前中には下げ幅が4,200円超まで拡大。安値は51,407円まで下落した。

後場は売り圧力がやや和らぎ、52,700円台まで戻して引けたが、それでも3,000円近い急落となった。

NF日経レバ(1570)

始値 45,640円

高値 46,840円

安値 43,970円

終値 46,460円(前日比 -5,380円)

こちらも同様に激しい値動きであった。

寄り付きは45,640円と大きくギャップダウン。

午前中には43,970円まで急落した。

しかし午後になると市場全体の売りがやや落ち着き、46,000円台まで回復して引けている。

それでも前日比では-10.38%という大幅下落であり、極めてボラティリティの高い一日であった。

<h2>本日の日経225とNF日経レバの乖離値及び値幅</h2>

本日の重要指標は以下である。

■乖離値

7,800円〜7,500円

■値幅

2,900円

直近の値幅推移は以下の通りである。

4,000円

2,900円

2,200円

2,900円(再拡大)

つまり市場は

値幅縮小 → 外部ショック → 値幅拡大

という典型的な暴落パターンに入ったと言える。

特に今回の乖離値は7,000円台に拡大しており、これは市場が極端な恐怖状態にあることを示している。

ボラティリティの急拡大は、短期的には乱高下相場の継続を示唆する重要なシグナルである。

テクニカル分析(1570チャート)

添付チャートからも、急落後の典型的なテクニカル構造が確認できる。

移動平均線

株価は寄り付き直後にボリンジャーバンドの下限を大きく割り込み、その後は徐々にバンド内へ回帰している。これは急落後の短期的なリバウンド局面を示唆する動きである。

MACD

MACDは依然としてマイナス圏にあるが、ヒストグラムは縮小傾向にある。売りの勢いが徐々に弱まっている可能性がある。

RSI

急落によってRSIは短期的な売られすぎ水準に接近していると考えられる。これは短期リバウンドが入りやすい条件である。

つまりテクニカル的には

急落 → 売られすぎ → 短期反発

の初期段階に入っている可能性がある。

<h2>反省</h2>

今回の最大の反省点は一つである。

想定レンジを大きく下回ったことである。

ロイター予測

52,000円〜54,000円

しかし実際は

51,407円

まで下落した。

さらに1570も

想定レンジ

47,500円〜51,000円

に対して

43,970円

まで急落した。

これは明らかに

外部ショックの過小評価

であったと言える。

今回の急落は

・中東地政学リスク

・原油急騰

・AI関連株の急落

・信用取引の強制決済

という複数の要因が同時に発生した複合型クラッシュであった。

このような局面では、通常のボラティリティ想定は通用しないのである。

東京市場サマリーMOOMOO証券より引用

9日の日経平均は3日ぶりの大幅反落となり、終値は2,892円安の52,728円であった。

米国株の下落に加え、イランの最高指導者に強硬派とされる人物が選出されたとの報道が伝わり、地政学リスクが急拡大。寄り付きから全面安の展開となった。

午前中には下げ幅が4,200円超まで拡大し、51,400円台まで急落。その後はG7が緊急石油備蓄の共同放出を議論しているとの報道を受けて、下げ幅をやや縮小した。

東証プライムの売買代金は9兆6700億円と大商いであり、市場全体がパニック的な売りに包まれたことを示している。

業種別では全33業種が下落。特に非鉄金属の下げが大きく、AI関連株を中心に急落が広がった。

本日の注目銘柄

オキサイド(6521)

量子コンピュータ向けレーザー光源の販売開始を発表し、急騰。暴落相場の中でも材料株は資金が集中する典型例となった。

東日本旅客鉄道(9020)

リスク回避の流れからディフェンシブ銘柄として資金流入。鉄道株は相対的に下落率が小さかった。

ローム(6963)

日経225構成銘柄の中で値上がり率トップ。半導体株の中でも個別材料が評価された形である。

次回戦略

今回の急落で市場の構造は明確に変化した。

重要なポイントは以下である。

・乖離値 7,000円台

・値幅 2,900円

・VIX急騰

これは典型的なクラッシュ後の乱高下相場の条件である。

そのため明日の基本戦略は

「リバウンド狙いだが追いかけない」

である。

想定レンジ

1570

44,500円〜48,000円

短期的には

・ショートカバー

・押し目買い

・信用整理

が進む可能性が高い。

ただし本格的な底打ちは

信用整理の完了

が条件となるだろう。

閉めの言葉

相場は時に、想定を簡単に超えてくる。

今回の値動きはまさにそれであった。

レンジ予測も、戦略も、すべてを飲み込むほどの急落。

しかし、こうした局面こそ相場の本質が見える。

恐怖が広がるとき、値幅は拡大する。

値幅が拡大するとき、市場は次のチャンスを準備している。

暴落のあとには、必ず次の相場が生まれる。

だからこそ大切なのは一つ。

相場から退場しないことである。

嵐の相場を生き残った者だけが、次の上昇を掴むことができるのである。📉📊

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