【2026年6月18日】NF日経レバ(1570)の結果と反省:米FOMCのタカ派通過を跳ね返し初の8万円突破!極大乖離が招いた歴史的踏み上げ劇

戦略のまとめ

本日の事前の戦略は、注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)通過後の米国株下落を受け、「朝方の売り先行を絶好の押し目買いチャンス」と捉える強気の姿勢を基本方針としていた。
想定レンジは「78,500円 〜 81,000円」に設定。米市場でのSOX指数高を背景に、国内ハイテク株主導の切り返しを想定。約1万円に迫る極大マイナス乖離が強固な「底値の盾」として下値を支えるとみて、押し目からの反発に追随し、大台定着後の急騰局面では冷静に利益確定を行うシナリオを描いていた。

実際の値動き

本日の相場は、タカ派的なFOMCを嫌気した米国株安の逆風を完全に跳ね返し、想定レンジ上限すら軽々と突き抜けて初の8万円大台を突破する驚異的な大爆騰の1日となった。
■日経225
・始値 70,163円
・高値 71,398円
・安値 70,092円
・終値 71,053円(前日比 +1,151円)
■NF日経レバ(1570)
・始値 80,760円
・高値 82,770円
・安値 80,310円
・終値 82,200円(前日比 +2,650円)
日経225は米国株の主要3指数下落にもかかわらず、寄り付きから200円を超える上昇でスタート。高く始まったことで市場の心理が一気に強気に傾き、早い時間に上げ幅を4桁に拡大した。米国株安の中でもハイテク株の一角に強い買いが入っていた流れを引き継ぎ、終始高値圏をキープして1,151円高の71,053円と大幅に6日続伸した。
NF日経レバ(1570)も、始値80,760円といきなり想定レンジ上限を飛び越えて発進。朝方に安値80,310円をつけた後はショートスクイーズが加速し、一時高値82,770円まで一気に暴騰した。その後も大きな失速はなく、終値は前日比+2,650円(+3.33%)の82,200円と、史上初めて「8万円大台」を明確に突破して取引を終えた。

テクニカル分析(1570チャートより)

本日の「image_19.png」の5分足チャートを分析すると、大台突破後の激しい乱高下と、それを支える強固なトレンドの足跡が鮮明に記録されている。

  • ローソク足と移動平均線:寄り付き直後からボリンジャーバンドのミッドバンド(20本移動平均線:82,307円付近)を大きく上回る水準でスタートし、前場には一時「UPPER3(79,227円ラインからさらに切り上がった上値抵抗線)」を試す急騰を見せた。中盤にかけ一時的に押し戻され、ミッドバンドや「LOWER1」を下抜ける場面もあったが、そこから再び猛烈に買い戻され、引けにかけてはミッドバンド付近を維持する極めて底堅い推移となった。
  • MACD:朝方の垂直上げにより、MACD線(オレンジ)がシグナル線(水色)を上抜けてプラス圏の非常に高い位置まで急浮上した。その後、中盤のもみ合いによって緩やかなデッドクロスを形成しヒストグラムが一時的にマイナス圏へ沈んだものの、大引けにかけて再びゼロライン上方で下げ止まりを見せており、上昇トレンドの基調そのものは極めて強固である。
  • KDJオシレーター(RSI相当):朝方の暴騰局面では%J値が100を超える極限の「買われすぎ(踏み上げ)」を示現した。日中の中盤に一度「売られすぎ」の領域まで深い調整を挟んで過熱感を冷ましたことで、後場は再び買いが入りやすい健全な需給バランスを取り戻した足取りとなっている。

本日の日経225とNF日経レバの乖離値及び値幅

Screenshot

■本日の乖離値
-11,400〜-10,100円
■本日の値幅
2,400円
明日以降の相場を制する上で、本日確定したこの2つのデータは過去に類を見ない「超危険水域」に達していることを示している。
驚愕すべきは、乖離値がついに「-11,400〜-10,100円」という、1万円の大台を突破する歴史的な超極大マイナス圏へとさらに暴走したことである。日経平均が71,000円台へ突入する猛烈な上昇に対して、レバレッジETF側での売り方の買い戻しや新規のショートが完全にパニック状態に陥っており、需給の歪みはもはや臨界点を迎えている。
一方で、値幅は2,400円と、これだけの大相場でありながら前日の3,000円からやや縮小した。しかし、これは高値圏で売り手が完全に消滅したことによる「踏み上げの一方通行」を意味しており、ひとたび流れが逆回転した際のボラティリティの爆発力は、一瞬で資金を吹き飛ばすエネルギーを秘めている。

反省

本日の反省点は、「日経225の底力、およびNF日経レバの極大マイナス乖離が引き起こすショートスクイーズの破壊力を完全に過小評価し、想定レンジを大幅に下振れさせてしまったこと」である。
米FOMCのタカ派的な内容を警戒し、上限を81,000円と常識的な範囲に収めてしまったが、実際の始値(80,760円)の時点でほぼ上限に達するという大失態となった。これほどの歴史的トレンドと異次元のマイナス乖離が膠着している局面では、過去の常識にとらわれた値幅制限は無意味であり、上値を追うモメンタムに対して柔軟にターゲットを引き上げるべきであった。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

18日の日経平均は大幅に6日続伸。終値は1151円高の71053円。FOMCでは大方の予想通り政策金利は据え置きとなったが、内容はタカ派的と受け止められて米国株は3指数がそろって下落した。しかし、これを受けても寄り付きから200円を超える上昇。高く始まったことで上昇に弾みがつき、早い時間に上げ幅を4桁に拡大した。
米国ではナスダックが下落する中でもハイテク株の一角に強い買いが入っており、半導体株や電子部品株、ソフトバンクグループ(9984)などが大きく上昇。プライム全体でも値上がり銘柄の方が多かった。1400円超上昇して71300円台に乗せたところで買いは一巡したが、その後も大きな失速はなく高値圏をキープ。71000円を上回り、4桁の上昇で取引を終えた。東証プライムの売買代金は概算で11兆8600億円。業種別では銀行、サービス、電気機器などが上昇した一方、非鉄金属、石油・石炭、海運などが下落した。

本日の注目銘柄

本日は米国株安を跳ね返す形で、アナリストの目標株価引き上げや米ハイテク株の個別材料を材料視した猛烈な資金流入が目立った。

  • 味の素(2802):半導体パッケージ材料(ABF)の世界的な需要拡大への期待が継続し、本日日経構成銘柄の値上がり率トップ(+8.37% / 5,787.0円)の爆騰を演じた。
  • ソフトバンクグループ(9984):米FOMC後に主要3指数が下落する中、傘下の英アーム・ホールディングスが一時5.7%高と急伸し上場来高値を更新。この流れを大いに好感し、3日ぶりに大幅反発して全体を牽引した。
  • SCREENホールディングス(7735):JPモルガン証券がWFE市場見通しの上方修正やDRAMでのプレゼンス向上を評価し、目標株価を11,500円から18,000円へと驚異の大幅引き上げを敢行。これを受けて大幅続進となった。
  • リカウントホールディングス(6098) / 村田製作所(6981):野村証券がリクルートの目標株価を8,000円から16,000円へ、SMBC日興証券が村田製作所の目標株価を4,000円から1万3,400円へと、相次いで衝撃的な引き上げを発表し、両銘柄ともに寄り付きから高値圏を維持した。
  • 日立製作所(6501):日立エナジーがカナダの変圧器用絶縁材・部品メーカー「Canduct」の買収を発表。北米における事業拡大とサプライチェーン強化が材料視され反発した。
  • INPEX(1605):モルガン・スタンレーMUFG証券がバリュエーションの割安感を理由に目標株価を3,970円から4,620円へ引き上げたことで、中東情勢収束に伴う原油安リスクを跳ね返し続進した。
  • イビデン(4062):積極的なIR活動を通じて海外投資家を開拓しているとする特集記事が材料視され、長期業績への解像度の高まりからPERの許容度を引き上げ大幅続進。
  • コナミグループ(9766):連日の急ピッチな上昇から一転、本日は利益確定売りに押され、値下がり率トップ(-8.70%)の厳しい調整となった。

次回戦略

日経平均が71,000円を突破し、NF日経レバも初の8万円大台に乗せたが、最大の焦点は「1万円を超えた超極大マイナス乖離」である。
次回戦略:「1万円超の異常乖離による強制踏み上げを軸に据えた、青天井追随の超強気シフト」
明日(6月19日)のNF日経レバ(1570)は、本日蓄積された天文学的なショートポジションが、週末の手仕舞い(ギブアップの買い戻し)を巻き込んでさらなる空中戦へ突入するかを見極める大一番となる。コアレンジは本日の異次元のステージ維持を前提とし、さらに上へとシフトさせた「81,500円 〜 84,500円」に設定する。
基本戦略は、このバグレベルのマイナス乖離を盾にした「押し目買い・ホールド」の超強気一択である。FOMCの逆風すら力技でねじ伏せた今の日本株には、上値のシコリ(売り注文)が一切存在しない。朝方に週末の持ち高調整売りで81,000円台後半までの押し目があれば、それは売り方が仕掛けた罠ではなく、絶好の買い場となる。1万円を超える歪みが是正される(買い戻される)エネルギーだけで株価が跳ね上がる局面に突入しているため、トレンドが完全に折れるまでは、利益を限界まで伸ばす強気の姿勢で週末の戦いに挑みたい。

閉めの言葉

上がると思えば下がり、下がると思えば一気に戻る。米FOMCがタカ派に傾き、米国株が総崩れになったあの瞬間に「地獄の木曜日が来る」と恐怖し、朝一番にすべてのポジションを投げ出してしまった投資家は、今頃どれほどの悔しさと無力感に襲われていることだろうか。しかし、それこそが常識の通じない、バグ(狂乱)に突入した相場の恐ろしさであり、最大の果実でもある。
初の「8万円大台突破」という歴史的瞬間の目撃者となり、値幅2,400円の荒波を、1万円のマイナス乖離という見えない盾を信じて生き抜いた我々の経験値は、もはや無敵の資産だ。
焦る必要はまったくない。売り方が苦悶の表情で買い戻しを迫られている今だからこそ、我々は冷徹に彼らの燃料を買いのエネルギーに変えていけばいい。明日は今週最後の取引日。自らの資金管理ルールだけを絶対の命綱にして、新時代を切り拓き、吠え続ける相場の声に、ブレない心で静かに耳を傾けていこう。今週もあと1日、気合を入れて生き残ろう!

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