戦略のまとめ
本日の戦略は、
「押し目確認後の買い、戻りでは利益確定を優先」
であった。
想定レンジは
78,500円~81,000円
と設定し、
- 78,500円~79,000円付近では押し目買いを検討
- 80,500円~81,000円では利益確定を優先
- 寄り付き直後の急落・急反発には飛びつかない
- 前場の値動きを確認してからエントリーする
という慎重な戦略を採用した。
しかし、前日の米国市場でAI・半導体関連株が大きく売られた流れを受け、日本市場も寄り付きから想定以上の売り圧力にさらされた。
結果として、日経平均・NF日経レバともに想定レンジを大きく下回る展開となり、押し目買いを狙うには難易度の高い一日となった。
実際の値動き

■日経225
- 始値 70,039円
- 高値 70,081円
- 安値 68,676円
- 終値 68,733円(前日比▲1,741円)
寄り付き直後から売りが優勢となり、一時は400円超安でスタート。その後もAI関連株への売りが加速し、下げ幅は1,700円を超える大幅下落となった。
68600円台では押し目買いが入り69500円近辺まで戻す場面も見られたが、買いの勢いは続かず、大引けにかけて再び売り直され、終値は68,733円となった。
日経平均は4営業日ぶりの大幅反落となった一方、TOPIXはプラス圏を維持する時間帯も多く、指数以上に資金の循環が意識された相場であった。
■NF日経レバ(1570)
- 始値 76,800円
- 高値 78,920円
- 安値 76,190円
- 終値 76,380円(前日比▲3,710円)
寄り付きから売り先行となったものの、前場には78,920円まで戻す局面も見られた。
しかし、その後は戻り売りが優勢となり、後場は終始下落基調で推移。終盤には76,190円まで下落し、終値は76,380円となった。
想定レンジ(78,500円~81,000円)は高値がわずかに届かなかっただけでなく、終日レンジを下回る時間帯が長く続き、相場の弱さが鮮明となった。
テクニカル分析
■移動平均線(ボリンジャーバンド)
チャートでは前場にミドルバンド付近まで戻す動きがあったものの、上値では売り圧力が強く、再び下方向へ転換した。
終盤はロワーバンド付近まで下落しており、短期的には売り優勢のトレンドが継続している。
■RSI
RSIは前日の急落を受けて大きく低下し、売られ過ぎ圏へ接近していると考えられる。
短期的には自律反発も意識される水準ではあるが、反発には市場全体のセンチメント改善が必要となりそうである。
■MACD
MACDはシグナルラインを下回るデッドクロスが継続。
ヒストグラムもマイナス圏で拡大しており、下落モメンタムは依然として強い状態である。
現時点では反転サインは確認できず、戻り売りが優勢な相場と判断したい。
総じて、
「短期トレンドは完全に下向きへ転換し、戻り待ちの売りが入りやすい局面」
と考えられる。
本日の日経225とNF日経レバの乖離値及び値幅
■乖離値
▲8,800円〜▲7,500円
前日より乖離幅はやや縮小したものの、依然として理論値との乖離は大きい。
売り一巡後には押し目買いも見られたことから、市場心理は極端な悲観ではないものの、不安定な需給が続いている。
■値幅
約2,800円
前日の約4,000円からは縮小した。
値動き自体は落ち着き始めているが、依然として通常より大きな変動幅であり、短期売買では慎重な資金管理が欠かせない。
反省
本日の日経平均予想レンジ(69,500円~70,200円)、そしてNF日経レバ想定レンジ(78,500円~81,000円)は、米国市場の影響を想定していたものの、実際の下落はそれを大きく上回った。
特にAI・半導体関連株への売りが市場全体へ波及し、電気機器セクターが指数を大きく押し下げたことは予想以上であった。
一方で、寄り付き直後の飛びつき買いを避けるという基本戦略は結果的に有効であり、大きな下落を回避することにつながった。
今回改めて感じたのは、
「相場全体ではなく、指数寄与度の高いセクターの動向が相場を大きく左右する」
ということである。
今後も米国半導体株やAI関連ニュースには、これまで以上に注意を払いたい。
東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)
7月2日の東京市場は、前日の米国市場でAI関連株が急落した流れを受け、日経平均は4営業日ぶりの大幅反落となった。
寄り付きから売りが優勢となり、一時は1,700円超安まで下落したものの、68600円台では押し目買いが入り、一時69500円近辺まで戻す場面も見られた。
TOPIXは底堅く推移し、自動車、保険、情報・通信などには資金が流入した一方、電気機器や非鉄金属、ガラス・土石などAI関連比率の高い業種が大きく売られた。
市場全体を見ると、
「AI関連株からバリュー株・ソフトウェア株への資金シフトが鮮明になった一日」
という印象である。
本日の注目銘柄
大塚ホールディングス(4578)
IgA腎症治療薬の良好な臨床試験結果が評価され、大幅反発。医薬品セクターの強さが目立った。
トヨタ自動車(7203)
AI関連株からの資金流入を背景に大幅反発。円安基調も追い風となり、自動車株全体が堅調に推移した。
野村総合研究所(4307)
米国ソフトウェア株高を受けて急騰。AIインフラ関連からソフトウェア関連への資金循環を象徴する動きとなった。
一方、
キオクシアホールディングス(285A)
AI関連株安の影響を受け、本日の値下がり率トップとなった。
半導体関連への利益確定売りが市場全体のセンチメント悪化につながった。
次回戦略
今回の急落で短期トレンドは下向きとなったが、値幅は前日より縮小しており、下値では押し目買いも確認されている。
今後は米国市場、とりわけ半導体関連株の動向次第で方向感が大きく変わる可能性が高い。
そのため次回は、
「売り一巡後の反発を確認してからエントリー」
を基本戦略としたい。
想定レンジ(NF日経レバ1570)
75,800円~78,500円
戦略
- 76,000円前後では押し目買いを検討
- 78,000円~78,500円では利益確定を優先
- 寄り付き直後の急変動には飛びつかない
- 半導体関連株と米国市場の動向を確認してからエントリーする
- リバウンド狙いよりも、トレンド転換を確認した上で売買する
閉めの言葉
今日の相場は、「強いテーマ株でも流れが変われば一気に売られる」という市場の厳しさを改めて実感する一日であった。
それでも、慌てて飛びつかず、自分で決めたルールを守ることが大きな損失を避ける第一歩となる。
相場は毎日違う表情を見せるが、冷静に振り返りを積み重ねることで次の一手は必ず磨かれていく。
明日も焦らず、欲張らず、一歩ずつ着実な投資を続けていきたい。

