前日を振り返って
7月1日の東京市場は、米ハイテク株高を追い風に寄り付きから大きく買われたものの、その勢いは長続きしなかった。
日経225は始値70,774円から一時71,962円まで急伸したが、AI関連株を中心に利益確定売りが膨らみ、上げ幅を大きく縮小。それでも終値は70,474円(前日比+412円)と3日続伸となり、地合いの強さを維持した。
一方、NF日経レバ(1570)は、
- 始値 82,300円
- 高値 83,580円
- 安値 79,440円
- 終値 80,090円(+580円)
という非常に荒い値動きとなった。
想定していた「寄り付き直後の飛びつき買いは避ける」という戦略は有効であった一方、高値から4,000円以上下落するボラティリティは予想以上であり、改めて寄り付き直後の売買リスクを認識する一日となった。
また、市場データでは、
- 乖離値:▲9,000円~▲12,000円
- 日中値幅:約4,000円
となり、依然として理論値との乖離は大きく、短時間で大きく値が動く相場環境が続いている。
寄り前情報

昨晩の米国市場は利益確定売りが優勢となった。
- NYダウ 52,305ドル(-0.03%)
- NASDAQ 26,040(-0.66%)
- S&P500 7,483(-0.21%)
- VIX指数 16.59(+0.85%)
特にNASDAQの下落は半導体株の軟調な動きが要因となっており、日本市場でも東京エレクトロンやアドバンテストなど指数寄与度の高い半導体関連株には売りが先行する可能性がある。
画像データからも確認できるように、
- 日経225先物 69,610円(▲1,030円)
- mini S&P500先物 ほぼ横ばい
- 為替 1ドル=162.55円前後
となっている。
円安基調は輸出企業の下支え材料である一方、米株安の影響が朝方は勝ると考えられる。
また、VIX指数は16台と依然低水準を維持しており、市場全体が極端なリスクオフへ傾いている状況ではない。
ロイターでは、本日の日経平均予想レンジを69,500円〜70,200円としている。
今晩発表される米雇用統計を控え、積極的な売買は限定され、押し目買いと利益確定売りが交錯する展開となりそうである。
本日の戦略
本日のテーマは、
「押し目確認後の買い、戻りでは利益確定を優先」
である。
前日の米国市場が弱含みとなったことから、東京市場も寄り付きは売り先行が予想される。
ただし、
日経225先物は69,600円近辺で推移しており、ロイター予想レンジの下限付近では押し目買いが入りやすいと考えられる。
前日の乖離値(▲9,000円〜▲12,000円)と値幅(約4,000円)を踏まえると、依然として短時間で大きく振れる相場であり、寄り付き直後の飛びつき買いは避けたい。
想定レンジ(NF日経レバ1570)
78,500円 ~ 81,000円
戦略
- 78,500円~79,000円付近では押し目買いを検討
- 80,500円~81,000円では利益確定を優先
- 寄り付き直後の急落・急反発には飛びつかない
- 前場の値動きを確認してからエントリーする
- 米雇用統計を控え、後場は様子見ムードも意識する
昨日同様、一方向へ動くよりもレンジ内での売買が中心になる可能性が高い。
無理に利益を狙うより、小さな利益を積み重ねる意識が重要である。
閉めの言葉
強い相場でも、毎日一直線に上昇することはない。
昨日の急騰と急落は、そのことを改めて市場が教えてくれた一日であった。
相場は期待と不安を繰り返しながら次の方向性を探している。
だからこそ、寄り付きの勢いに惑わされず、自分のシナリオを持ち、押し目を待つ冷静さが大切である。
焦らず、欲張らず、一つひとつの売買を丁寧に積み重ねながら、今日も相場と向き合っていきたい。

