前日を振り返って
7月2日の東京市場は、前日の米国半導体株急落の流れをそのまま引き継ぎ、日経平均は4営業日ぶりの大幅反落となった。
日経225は、
- 始値 70,039円
- 高値 70,081円
- 安値 68,676円
- 終値 68,733円(前日比▲1,741円)
寄り付き直後から売りが優勢となり、一時は68,600円台まで急落した。その後は押し目買いによって69,500円近辺まで戻す場面もあったが、買いは続かず、大引けにかけて再び売り直される展開となった。
一方、NF日経レバ(1570)は、
- 始値 76,800円
- 高値 78,920円
- 安値 76,190円
- 終値 76,380円(前日比▲3,710円)
前場には自律反発で78,920円まで戻したものの、戻り売りに押されて後場は下落基調が継続した。
前日に設定した想定レンジ(78,500円~81,000円)は高値がわずかに届かなかっただけでなく、取引時間の大半をレンジ下で推移した。
一方で、「寄り付き直後は飛びつかない」という基本戦略は有効であり、大きな下落局面を避ける判断につながったことは評価できる。
寄り前情報

前日の米国市場は主要指数でまちまちの動きとなった。
- NYダウ 52,900ドル(+1.14%)
- NASDAQ 25,832(▲0.79%)
- S&P500 7,483(±0.00%)
- VIX指数 16.15(▲2.65%)
ダウ平均は史上最高値を更新した一方で、NASDAQは半導体関連株の下落が重しとなった。
フィラデルフィア半導体指数(SOX)は2日連続で大幅安となっており、日本市場でも東京エレクトロンやアドバンテストなど指数寄与度の高い半導体株への売り圧力は続く可能性が高い。
画像データからは、
- 日経225先物 68,300円(▲560円)
- TOPIX先物 4,020.5(ほぼ横ばい)
- mini S&P500先物 やや軟調
- ドル円 161.11円前後
となっている。
ドル円は160円台まで円高が進んだ後、161円台前半へ戻しているものの、前日より円高方向で推移しているため輸出株にはやや逆風となりそうである。
一方で、VIX指数は16台前半まで低下しており、市場全体が極端なリスクオフへ傾いている状況ではない。
ロイターでは、本日の日経平均予想レンジを68,000円~68,900円としている。
また、米雇用統計では雇用者数の伸びが市場予想を大幅に下回り、景気減速への警戒感が意識される一方、利上げ観測の後退は下支え材料にもなっている。
本日は米国市場が休場となるため、海外勢の売買はやや落ち着き、国内では資金循環の動きが中心となる可能性が高い。
本日の戦略
本日のテーマは、
「売り一巡を確認し、反発局面のみを狙う」
である。
半導体関連株への売り圧力は依然として強く、日経平均は寄り付きから上値の重い展開が想定される。
ただし、TOPIXが比較的底堅く推移していることから、市場全体が全面安という状況ではなく、自動車・金融・内需株などへの資金循環は続いている。
前日の乖離値(▲8,800円~▲7,800円)を見ると、理論値との乖離は依然として大きいものの縮小傾向にある。
また、値幅も約2,800円まで落ち着いており、急落相場から徐々にボラティリティが低下しつつある点には注目したい。
一方で、MACDは下向きを維持し、短期トレンドは依然として弱気である。
反発狙いは早すぎるタイミングを避け、戻りを確認してからエントリーする姿勢が重要となる。
想定レンジ(NF日経レバ1570)
75,500円 ~ 77,800円
戦略
- 75,500円~76,000円付近では下げ止まりを確認して押し目買いを検討
- 77,300円~77,800円では利益確定を優先
- 寄り付き直後の急変動には飛びつかない
- 半導体関連株の下げ止まりを確認してからエントリーする
- TOPIXが底堅さを維持するかにも注目する
- トレンド転換が確認できない限り、短期売買を基本とする
急落後の相場では反発を狙いたくなる心理が働く。しかし、底値を当てようとするよりも、相場が落ち着いてから参加した方がリスクを抑えやすい。
焦らず、値動きの確認を優先する姿勢が本日も重要となる。
閉めの言葉
相場が大きく動く日は、利益を狙うよりも資金を守ることが優先される。
特にテーマ株主導の相場では、一つの材料で市場全体の雰囲気が一変することも珍しくない。
だからこそ、自分で決めたルールを守り、流れを確認してから行動することが、長く相場と向き合うための大切な土台となる。
今日も焦らず、欲張らず、目先の値動きに振り回されることなく、一歩ずつ着実な投資を積み重ねていきたい。

