1. 本日の戦略のまとめ
NYダウ最高値更新と156円台の円高懸念、前日のV字回復を踏まえ、本日は「156円台の円高重石と前日1,000円幅V字回復の地合いを踏まえ、63,000円台下限での引き付け順張り・トヨタ決算見極め回転戦略」を設定していた。NF日経レバ(1570)の想定レンジを63,500円~66,000円に定め、朝方の寄り付き静観後に「63,500円〜64,000円近辺」までの押し目を引き付けてからロング(買い)を仕込み、トヨタ決算前後の高値圏で俊敏に利確を重ねる回転トレード計画を立案していた。
2. 実際の値動き(日経225・NF日経レバ)

実際の市場は、朝方の買い先行からソフトバンクグループ(9984)など主力指数の急失速を受けて一時800円超安まで暴落し、想定レンジ下限を大きく下掘る波乱となった。しかし、後場中盤から三菱重工業(7011)の爆騰決算や電線株の急伸を強力な引き金としてV字反転し、大引けにかけて水準を切り上げる劇的な展開を見せた。日経225およびNF日経レバ(1570)の実際の4本値は以下の通りである。
| 銘柄 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|---|---|---|
| 日経225 | 63,995円 | 64,240円 | 62,864円 | 63,957円 | +202円 |
| NF日経レバ(1570) | 65,610円 | 65,750円 | 62,940円 | 65,180円 | +570円 |
日経225は米株高を受けて買い先行で始まり、開始早々に64,240円(高値)まで買い進まれた。しかし、ソフトバンクG等の急落により一転して急失速し、一時800円超安の62,864円(安値)まで叩き売られた。62,800円台で売りが一巡した後は前場から後場中盤にかけてマイナス圏での揉み合いが続いたが、大引けにかけて好決算重工株や電線株が引っ張る形で急反発し、前日比202円高の63,957円とプラス圏へ浮上して終えた。
NF日経レバ(1570)も、始値65,610円から高値65,750円をつけた直後に垂直降下。想定下限(63,500円)を大きく突き抜け、一時安値62,940円まで下掘りした。しかし、10時半過ぎの安値からじわじわと底固めを進めると後場終盤に急伸し、終値は前日比570円高(+0.88%)の65,180円とボリンジャーバンドMIDライン(64,747円)上方を力強く奪還して取引を終えた。
3. 本日の日経225とNF日経レバの乖離値及び値幅
明日のトレードに向けた客観的判断材料として、本日記録された客観的スタッツを強調して分析する。
- 本日の乖離値:-1,500円 ~ -100円(マイナス幅再拡大傾向)
- 本日の値幅:2,800円
理論値との乖離は、朝方の急速な下掘りと後場の急激な買い戻しが交錯した結果、「-1,500円〜-100円」の範囲で推移し、前日の「-1,100円〜+200円」から再びマイナス圏の深みが拡大した。現物市場の乱高下に先物買い戻しが追随する構造が続いており、依然として下値での買い圧力が根強いことを示している。
また、日中値幅は高値65,750円から安値62,940円まで2,800円を記録した。「マイナス乖離の再拡大」と「2,800円幅の底堅いV字下ヒゲ」の出現は、62,800円台での強固な下値支持線の存在を明確に証明しており、明日以降も押し目買いによる上昇波を支える重要材料となる。
4. 反省
本日の最大の反省点は、「ロイター予測(63,000円─63,800円)が上下にやや広がる中で、ソフトバンクGなど指数寄与度上位銘柄の予想以上の急失速による下押し圧力を読み切れず、NF日経レバの想定レンジ下限(63,500円)に対してザラ場安値(62,940円)が大幅に下掘る展開を防げなかったこと」である。
朝方の65,700円台からの垂直急降下に対し、引き付け位置の判断が固定化してしまい、62,900円台の大底からの反転初動においてスムーズなエントリーが遅れた。ヒートマップ上は緑色(下落銘柄)が依然として多く、セクターごとの上振れも盤石ではない「二極化相場」であることを認識し、指数全体のブレに惑わされずに個別の好決算銘柄やテーマ株(重工・電線等)の循環流転へ俊敏に対応する柔軟性を磨かなければならない。
5. 東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)とテクニカル分析
本日東京市場で繰り広げられた乱高下と後場急反転の構造を、MOOMOO証券のサマリーから検証する。
【市場概況】
4日の日経平均は反発。終値は202円高の63957円。米国株高を受けて上昇して始まるも、場中はプラス圏とマイナス圏を行き来する不安定な動きが続いた。開始早々に上げ幅を400円超に広げて64200円台に乗せるも、急失速してマイナス転換。ソフトバンクグループ(9984)など寄与度の大きい銘柄が弱く、一気に下げ幅を800円超に広げた。62800円台で売りが一巡すると、その後は下げ幅を縮小。11時から14時辺りまではマイナス圏で動意が乏しくなった。しかし、終盤にかけてはスルスルと水準を切り上げてプラス圏に浮上。上げ幅を3桁に広げ、後場の高値圏で取引を終えた。前引け時点では下落していたTOPIXもプラスで終了。新興銘柄が強く、グロース250指数が2%を超える上昇となった。
東証プライムの売買代金は概算で10兆2800億円。業種別では非鉄金属、機械、精密機器などが上昇した一方、陸運、水産・農林、情報・通信などが下落した。
東証プライムの売買代金は10兆2,800億円と盛況。買い優勢1.68兆円、売り優勢1.75兆円と売り方がわずかに上回ったものの、三菱重工業(7011)の決算急騰を導火線とした重工セクターの爆騰やフジクラ(5803)など電線株の急伸が相場全体のセンチメントを劇的に好転させた。
「image_20.png」から読み解くテクニカル解説
添付のチャート画像(image_20.png)を詳細に精査すると、過酷な下掘りを完全に克服した強固なテクニカル形状が表れている。
- ボリンジャーバンド:朝方の急降下でLOWER1(63,968円)を割り込み、安値62,940円まで下掘りしたものの、そこから見事なV字反転を演じた。中心線(MID:64,747円)を力強い陽線で明確に突き抜けると、UPPER1(65,526円)に迫る本日高値圏の65,180円で着地。下ヒゲを伴う大陽線により、上昇トレンドの維持を示している。
- RSI(相対力指数):10時半の安値から後場の大引けにかけて右肩上がりの綺麗な急角度で反転。強い上昇モメンタムの回復を証明している。
- MACD:DIF(265.499)がDEA(233.699)を上回り、MACDヒストグラム(63.600)はプラス圏でしっかりと陽の柱を拡大させている。完璧な強気ゴールデンクロス形状を継続させており、テクニカル的にも上値を試すエネルギーが充填されていることを裏付けている。
6. 本日の注目銘柄・セクター動向
好決算の重工株とAIデータセンター関連の電線株が相場を牽引した本日の注目株を整理する。
- ヤマハ発動機(7272)[構成銘柄値上がり率トップ / +13.40%(終値1511.0円)]
13時に業績予想の上方修正(営業益2,600億円へ倍増)を発表し後場急騰。13.40%高で日経225構成銘柄の値上がり率第1位を獲得した。 - 川崎重工業(7012)・三菱重工業(7011)[後場急騰 / 1Q純利益97%増]
13時30分に三菱重工が1Q純利益134,7億円(前年同期比97.4%増)を発表し急伸。ガスタービンや原子力伸長が好感され、川崎重工やIHI(7013)へも強力な期待買いが波及した。 - フジクラ(5803)・古河電気工業(5801)[電線株急伸 / 米コーニング6%高好感]
米コーニング株の大幅高やAIデータセンター需要を背景に電線株が急伸。フジクラがプラス寄与トップとなり、古河電工も10%超の上昇を見せた。 - アスタリスク(6522)[後場急伸 / 次世代RFIDソリューション開始]
正午に次世代RFIDソリューション「AsReader BOX-Type」の販売開始とアパレル「coca」店舗導入を発表し、後場急伸を演じた。 - AGC(5201)[後場急落 / 決算コンセンサス未達]
13時に発表した上期営業益が20%増益となったものの市場コンセンサスに届かず、発表直後から売りが先行して急落した。 - 日本ハム(2282)[構成銘柄値下がり率トップ / ▲8.41%(終値5796.0円)]
決算発表通過後の手控え感や需給悪化から売られ、8.41%安で構成銘柄の値下がり率第1位に沈んだ。
7. 次回(翌営業日)の投資戦略
62,940円大底からの急反転、ボリンジャーMIDライン(64,747円)の力強い奪還、およびMACD強気拡大を踏まえ、明日(8月5日)の戦略を立案する。
「62,800円台での鉄壁サポート確認と重工・電線株主導の地合い好転を確信、ボリンジャーMIDラインを背にした強気順張り・押し目買い戦略」
相場は本日一時800円超下落したものの、62,800円台で強力に下げ止まり、最後はプラス圏へ浮上する圧倒的な底固さを見せた。理論値とのマイナス乖離(-1,500円〜-100円)が再び深まりを見せており、決算発表通過に伴うショートカバーが継続しやすい好環境にある。
- 翌営業日の想定レンジ(NF日経レバ1570):64,500円 ~ 66,500円
- 具体的な立ち回り:明日は本日強固に奪還したボリンジャーMIDライン付近である「64,500円〜65,000円近辺」を確固たるサポートゾーンと想定する。朝方の寄り付き押し目局面において、5分足チャートでの明確な下げ止まり(Wボトム等の買いサイン)を確認できた段階で、自信を持ってロング(買い)をエントリーする。狙うは本日高値(65,750円)の奪還から66,000円台へ向けた上昇波動であり、想定上限の66,000円〜66,500円手前で着実に利益を確定させる立ち回りを徹底する。
8. おわりに
本日の相場は、朝方の買い先行から一転して一時800円を超える急降下を見せ、安値62,940円まで叩き売られるという、息をのむような乱高下劇となった。
ソフトバンクGなどの急落により画面上の数字がみるみる沈んでいく局面では、「このまままた大崩れするのか…」と冷や汗を流しながら耐え忍んだ読者の方も非常に多かったのではないだろうか。しかし、そこから三菱重工の超好決算や電線株の急伸を合図に怒濤の勢いで巻き返し、プラス圏で引けた本日の反転劇は、市場のマグマがいかに力強く湧き上がっているかを証明する感動的な瞬間であった。
2,800円という激しい値幅の底で描かれた力強い下ヒゲ大陽線と、再び深みを増したマイナス乖離は、明日に向けたさらなる反攻のエネルギーそのものである。今日の波乱を耐え抜いた自分自身の冷静さを誇りとし、明日は確固たる確信を持って反発の果実を掴み取りに行こう!本日も本当にお疲れ様でした!明日も共に勝ちに行こう!

