前日を振り返って
前営業日となった8月10日の東京市場は、米金利低下に伴う主要3指数高や半導体株・電線株への力強い買戻しを受け、朝方から買い先行でスタートした。好決算を発表したリクルートホールディングス(6098)のストップ高などが市場のリスク選好ムードを一気に押し上げ、開始早々に66,000円の大台を突破。10時台後半には一時1,400円超高の67,006円(高値)まで駆け上がる大爆騰を演じた。祝日前の手控え感から後場は伸び悩んだものの、高値圏をしっかりキープし、大引けは前日比1,363円高の66,970円と圧倒的な底強さを見せて取引を終了した。
NF日経レバ(1570)も大爆騰を演じ、終値は前日比2,860円高(+4.17%)の71,390円と、事前に設定していた想定レンジ(68,500円〜71,000円)の上限を大きく突破して71,000円台に乗せる強烈な上昇を記録した。リクルートHDのストップ高や好決算・半導体株への買い集中が持つ破壊力を過小評価し、70,000円大台突破時の初動順張りエントリーで慎重になりすぎた点は反省材料である。節目の真空地帯を駆け上がる圧倒的な相場エネルギーを念頭に置き、本日の戦略に活かさねばならない。
寄り前情報

祝日明け本日の寄り前にて、米国市場でのハイテク株調整と、国内159円台への円安進行という交錯する材料が届いている。添付画像「image_20.png」の各データおよび最新動向は以下の通りである。
- 米国市場:主要3指数が揃って反落。NYダウが53,791.85(▲184.13ドル、▲0.34%)、ナスダック総合が26,445.44(▲159.91ポイント、▲0.60%)、S&P500指数が7,728.20(▲24.91ポイント、▲0.32%)で終了した。今夜公表される米CPI(消費者物価指数)を前に手控え感が広がる中、中東情勢の緊迫化懸念や原油価格(WTI原油先物83ドル台)の上昇を受け、アマゾンやアルファベットなどのメガキャップ株が売られ相場を圧迫した。VIX指数は15.28(▲1.16%)で推移。
- 先物・為替(image_20.pngより):米株安の一方で、日経225先物(期近)は67,200円(+40円、+0.06%)、TOPIX先物は4,127.0(+10.5、+0.26%)と底堅く推移して帰着。為替(Bid)は1ドル=159.272円前後と前営業日比で大幅な円安が進行しており、輸出関連株の強烈な下支え材料となっている。
- 注目イベント・材料:国内では7月マネーストックが公表予定。東京海上ホールディングス(8766)などの決算発表が控える。お盆期間に入り国内投資家の手控えや米CPI前の商い細りが想定される一方、中小型株や決算好調銘柄への循環物色は継続する見通しである。
ロイター予測によると、きょうの東京株式市場で日経平均株価は弱含みの展開が予想されている。前日の1,300円超高に対する反動売りや米CPI前の調整が入る可能性がある一方、159円台へ進行した円安や好決算銘柄への買いが下値を支えるとみられる。お盆期間で商いは低調となる見通しである。日経平均の予想レンジは6万6,000円─6万7,200円と設定されている。
本日の戦略
米CPI前の手控え感や前日1,300円超高の反動懸念、および前日に記録された「-4,600円〜-4,300円」という極限のマイナス乖離を総合的に踏まえ、本日のメインテーマを設定する。
「159円台円安と極限マイナス乖離を強固な土台とした高寄り反動調整の一巡待ち、70,500円〜71,000円支持線での押し目引き付け回転戦略」
相場へ臨むにあたり、前日に記録された極限の客観的テクニカルスタッツを強調して分析の軸とする。
- 前日の乖離値:-4,600円 ~ -4,300円(極限のマイナス大幅拡大)
- 前日の値幅(日中ボラティリティ):1,900円
理論値とのマイナス乖離が「-4,600円〜-4,300円」まで急拡大していることは、現物市場への強烈な買い需要と売り手の踏み上げエネルギーが極めて強固に残されていることの明確な証左である。159円台への急速な円安進行も相まって、米株下落に伴う朝方の売りが一巡した後は、強烈なショートスクイーズを足がかりとした押し目買い自律反発が極めて期待しやすい。
想定レンジ(NF日経レバ1570)
70,500円 ~ 73,000円
本日の具体策
- 日経225先物が67,200円前後で底強く推移しているため、NF日経レバ(1570)も前日終値(71,390円)近辺である71,200円〜71,800円前後での寄り付きが予想される。朝一番の利確売りや見極め売りには慌てず静観を徹底する。
- 日経平均予想下限(66,000円方向)に対応する、NF日経レバの「70,500円〜71,000円付近」(前日ボリンジャーMIDライン上方の強固なサポートゾーン)までじっくり下押しを引き付ける。
- 5分足チャートでWボトムの形成や明確な下げ止まり(出来高伴う買戻し)が確認できた段階で、昨日の反省を活かして迷わずロング(押し目買い)を仕込む。
- 今夜の米CPI通過前のイベントリスクを避けるため、72,000円台突破および予想上限(72,500円〜73,000円付近)へ上昇した局面では過度な欲をかかず、素早く利益を確定させてポジションをたたむ機動的回転売買を徹底する。
閉めの言葉
前営業日の1,300円超高という圧巻の大爆騰を経て迎える本日の相場は、今夜の米CPI発表やお盆期間中の商い細りを前に、一時的な調整や見極めムードが交錯しやすい立ち上がりとなりそうだ。
しかし、前日の暴騰下で強烈に形成された「-4,600円〜-4,300円」という極限のマイナス乖離と、159円台へ進行した円安は、日本株の下値がいかにマグマのように固いかを力強く証明している。朝方の表面的な反動売りに動揺することなく、引き付けたサポートラインで冷徹に反撃のチャンスを狙っていこう。本日も徹底した規律とリスク管理のもと、共に勝ち進んでいこう!

