前日を振り返って
前営業日となった9月7日の東京市場は、米8月雇用統計通過に伴う米SOX指数の3.4%高や急激な円高一服を好気し、朝方から買い先行の力強いスタートとなった。ソフトバンクグループ(9984)や半導体関連銘柄へ物色が集まり、日経平均は後場にかけて上げ幅を1,300円超に拡大。大引けも前日比1,378.90円高(+2.12%)の66,399.84円と、直近2営業日で2,100円を超える怒涛の大反撃を完成させた。
NF日経レバ(1570)も、前日の特大V字サージの勢いを引き継ぎ、ボリンジャーMIDライン(66,960円)を軽々と上抜けて大幅続伸を演じた。直近2日間で溜め込まれた強烈な押し目買い需要と「-2,100円〜-1,100円」の適正な理論値マイナス乖離が完璧な燃料となり、相場を力強く押し上げた。この劇的な上放れ波動の反動と、本日直面する急速な為替変動の構造を正確に捉え、本日の立ち回りへ活かさねばならない。
寄り前情報

本日の寄り前にて、前日の米国市場がレイバーデーのため休場であったこと、欧州市場が横ばいで通過したこと、そして外為市場で1ドル=154円10銭台まで急激に円高・ドル安が進行したという緊迫した材料が届いている。添付画像「image_32.png」の各データおよび最新動向は以下の通りである。
- 米国・欧州市場:前日の米株式市場はレイバーデーのため休場。欧州株はほぼ横ばいで終了した。米国とイランの地政学緊張再燃による原油高がインフレ懸念を再燃させ、欧州株の上値を抑える要因となった。VIX指数は15.30(+5.29%)へ小幅上昇。
- 先物・為替(image_32.pngより):日経225先物(期近)は66,070円(▲420円、▲0.63%)と前日現物終値(66,399.84円)を下回って帰着。TOPIX先物も4,095.5(▲35.0、▲0.85%)と下押した。一方、為替(Bid)は1ドル=154.134円前後と、サポートと意識されていた155円の節目を割り込み、2月下旬以来約半年ぶりの円高水準へ急速に振れている。
- 注目イベント・材料:国内では7月毎月勤労統計、7月国際収支、4-6月期GDP改定値が発表予定。海外では中国8月貿易統計が予定されている。154円台前半への急速な円高進行により、トヨタ(7203)など大手輸出関連株に利益確定売りが出やすい一方、円高メリット銘柄(輸入・内需関連)への資金シフトが意識される。
ロイター予測によると、きょうの東京株式市場で日経平均株価は売り先行でスタートする見通しである。直近2営業日で2,100円超上昇した反動が出やすいほか、為替の円高進行が重しとなり、輸出関連株を中心に利益確定売りが予想されている。日経平均は前日の日中安値である6万5,600円近辺まで下落する可能性があるとみられている。三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩氏も「155円の節目を抜けたことで一気に円高が進んだ。日経先物下落を受け現物も上値の重い展開となり、物色面では円高メリット銘柄への買いが入りそうだ」と指摘する。日経平均の予想レンジは6万5,600円─6万6,200円と設定されている。
本日の戦略
直近2営業日での2,100円超急騰に対する利益確定売り圧力、154円10銭台への急速な円高ショック、今週のメジャーSQ算出週前のポジション調整、および前日に「-2,100円〜-1,100円」と深く適正領域に維持された理論値マイナス乖離を踏まえ、本日のメインテーマを設定する。
「円高ショックと直近急騰後の朝方利益確定売り一巡待ち、ボリンジャーMID(68,200円〜68,600円)支持帯を引き付ける押し目順張り回転戦略」
相場へ臨むにあたり、前日に記録された客観的テクニカルスタッツを強調して分析の軸とする。
- 前日の乖離値:-2,100円 ~ -1,100円(底打ち反発に伴う理論値マイナス幅の力強い正常化)
- 前日の値幅(日中ボラティリティ):1,900円(安値65,390円から高値67,220円への圧巻の1,900円幅V字サージ)
理論値とのマイナス乖離が「-2,100円〜-1,100円」と健全な領域で推移していることは、前日までの特大反攻を経て市場の不自然な歪みが解消され、実需筋の押し目買い需要がしっかりと下値を支えていることを示している。154円台への円高は朝方の輸出株に売り圧力をかけるが、日経先物66,070円へのサヤ寄せによるファースト下押しが一巡すれば、前日奪還したボリンジャーMIDライン帯が強力な防空壕となる。寄りの売り急ぎを冷徹に静観し、サポートゾーンでの反転を確認する立ち回りが求められる。
想定レンジ(NF日経レバ1570)
68,200円 ~ 69,800円
本日の具体策
- 日経225先物が66,070円(▲420円)まで下押して帰着しているため、NF日経レバ(1570)も前日急伸後の水準から窓を開け、68,500円〜68,800円前後のギャップダウンでスタートすることが予想される。朝一番の円高を嫌気したパニック売りには絶対追随せず、ファーストタッチは静観を徹底する。
- 日経平均予想下限(65,600円方向)に対応する、NF日経レバの「68,200円〜68,600円付近」(前日突破したボリンジャーMIDライン直上の強固な押し目支持ゾーン)まで引き付けられる場面をじっくり待つ。
- 5分足チャートでWボトム形成や明確な下げ止まり(出来高を伴う買戻し)が確認できた段階で、昨日の反省を活かして自信を持ってロング(押し目買い)を仕込む。
- 日経平均予想上限(66,200円方向)への戻り上昇に伴い、NF日経レバが69,400円〜69,800円手前まで駆け上がる局面では、円高重石や今週末のメジャーSQ前の伸び悩みを警戒して欲を張らず、目標到達で素早く利益を確定させてポジションをたたむ機動的回転売買を徹底する。
閉めの言葉
直近2営業日で2,100円を超える怒涛の大反撃を演じた反動と、1ドル=154円台前半への急速な円高進行を受け、本日の東京市場は朝方に一定の利益確定売りに晒される立ち上がりとなりそうだ。
しかし、前日の1,900円幅V字サージによって証明された日本株の下値買いパワーと、「-2,100円〜-1,100円」へと適正に溜め込まれたマイナス乖離は、押し目を形成した後の再反攻へ向けた強固な基礎である。朝方の表面的なギャップダウンや円高報道に狼狽することなく、冷徹にサポートラインを引き付けて自律反発の果実を掴み取りに行こう。本日も ironclad(鉄壁)のリスク管理のもと、共に有意義な勝利を収めよう!


