1. 本日の戦略のまとめ
前週末の米SOX指数プラス復調や日経先物62,640円へのさや寄せを受け、本日は「SOX指数プラス復調とMACDゴールデンクロス定着の追い風、前日2,600円幅V字反攻(59,790円大底)を背にした61,800円〜62,300円支持帯での押し目順張り回転戦略」を設定していた。NF日経レバ(1570)の想定レンジを61,800円~63,800円に定め、朝方の下押し(61,800円〜62,300円付近)で慎重に押し目買いを仕込み、63,200円〜63,800円手前で確実に利益を確定させる機動的回転売買計画を立てていた。
2. 実際の値動き(日経225・NF日経レバ)

実際の市場は、米株安を受けて200円超安でスタートした。寄り後に62,000円節目に迫ったところで一転してプラス圏へ浮上し、前場9時半過ぎには62,900円台(高値62,902円)に乗せる場面が見られた。しかし、高値圏で買いが一巡すると戻り売りに押されて急速に失速。再びマイナス圏へ沈んだのちは方向感のないもみ合いが続き、後場大引けにかけて引け安となる弱含みの展開を辿った。日経225およびNF日経レバ(1570)の実際の4本値は以下の通りである。
| 銘柄 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|---|---|---|
| 日経225 | 62,449円 | 62,902円 | 62,094円 | 62,189円 | -505円 |
| NF日経レバ(1570) | 61,480円 | 62,610円 | 61,000円 | 61,260円 | -1,020円 |
日経225は始値62,449円から高値62,902円まで買われたものの、63,000円手前で上値が重くなり失速。安値62,094円まで押し込まれたのち、前日比503.51円安(▲0.80%)の62,189.65円と3日続落で後場安値圏で取引を終えた。
NF日経レバ(1570)も始値61,480円から前場早々に高値62,610円まで駆け上がったものの、そこをピークに右肩下がりの山型形状へ移行。11時半前や大引けにかけて安値61,000円を打診し、終値は前日比1,020円安(▲1.64%)の61,260円で大引けた。
3. 本日の日経225とNF日経レバの乖離値及び値幅
明日のトレードへ向けた客観的判断材料として、本日記録された客観的スタッツを強調して分析する。
- 本日の乖離値:300円 ~ 1,000円(山型失速・後場下押しにより理論値乖離はプラス圏を維持)
- 本日の値幅:1,600円(高値62,610円から安値61,000円への1,610円幅におよぶもみ合い下落レンジ)
理論値との乖離は前日の「400円〜1,700円」から「300円〜1,000円」の範囲へ落ち着いた。後場にかけて値を消したもののプラス方向のプレミアムが残存しており、買い一巡後の手仕舞い売りを吸収する動きを示している。
また、日中値幅は高値62,610円から安値61,000円まで1,600円(実質1,610円幅)を記録した。前場の高値形成後に力なく沈んでいく、上値の重さが露呈した一日となった。
4. 反省
本日の売買結果は、「ロイター予測(62,000円─63,000円)に対し日経平均はレンジ内にとどまったものの、NF日経レバ想定レンジ(61,800円~63,800円)の想定下限を大幅に下抜け、安値61,000円・終値61,260円まで力なく沈む失速相場となった一日」となった。
日米金融政策決定会合や決算発表本格化を控えたイベント前の見送りムード・手仕舞い売り圧力を軽視し、朝方の62,900円台への戻り局面で買い上がりの勢いが急速に鈍化したことを見落とした点が反省点である。前場9時半過ぎの高値62,610円近傍で利益を確定させるか、想定下限(61,800円)を下抜けた段階で静観を徹底すべきであった。
5. 東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)とテクニカル分析
本日東京市場で繰り広げられたもみ合い失速と銘柄毎の明暗背景を、MOOMOO証券のサマリーから検証する。
【市場概況】
26日の日経平均株価は3日続落。終値は503円安の62189円。米国株安を受けて、寄り付きは200円を超える下落。500円超下げて62000円の節目に接近したところでいったん切り返し、プラス圏に浮上した。しかし、上げ幅を200円超に広げて62900円台に乗せると、上値が重くなって失速。再びマイナス圏に沈んだ後は、深押しすれば幾分値を戻し、下げ幅を縮めてくると売り直されるという、方向感のない動きが続いた。引けにかけての動きが弱く、大引けが後場の安値となった。半導体株などAI関連に大きく売られる銘柄が多かった一方、プライムでは値上がり銘柄の方が多く、TOPIXは上昇した。
東証プライムの売買代金は概算で6兆6400億円。業種別では鉱業、石油・石炭、卸売などが上昇した一方、非鉄金属、電気機器、証券・商品先物などが下落した。
東証プライム売買代金は6兆6,400億円。ファナック(6954)の上方修正発表を受け、菊池製作所(3444、一時ストップ高)やヒーハイスト(6433)、ハーモニック・ドライブ(6324)などフィジカルAI関連に資金が流入した。また、イクヨ(7273)による1株3,000円TOB発表でムラキ(7477)が急騰、グラス駐日米大使の発言報道でTerra Drone(278A)や豊和工業(6203、ストップ高)などドローン・防衛関連株が買われた。原油高を背景にINPEX(1605、値上がり率1位+4.90%)や豊田通商(8015)、伊藤忠(8001)など商社株が上伸。ローカルLLM「ラクラグ」アップデート発表のフツパー(478A)も大幅続伸した。一方、減益決算のスタンレー電気(6923)が急落、目標株価引き下げのサンリオ(8136)が続落、前日急騰の反動でメルカリ(4385、値下がり率1位▲6.21%)が売られた。
「添付チャート(image_24.png)」から読み解くテクニカル解説
添付のチャート画像(image_24.png)を詳細に精査すると、前場のピークアウトからの下降バンドウォークとMACDのデッドクロス形状が現れている。
- ボリンジャーバンド:朝方09:30前に高値62,610円でボリンジャーUPPER2を抑えられたのち反転下落。10:30前にボリンジャーMID(61,910円)を下抜けると、11:30過ぎにはLOWER2(61,035円)近傍の安値61,000円まで押し込まれた。後場はMID帯の回復に失敗し、LOWER1〜LOWER2帯に沿うジリ安の足取りで61,260円で大引けた。
- RSI(相対力指数):前場高値圏から右肩下がりに低下し、売られすぎ水準付近で保ち合っている。
- MACD:DIF(-95.112)がDEA(-32.320)を下回り、MACDヒストグラム(-125.585)は陰の柱を拡大させている。前日からの短期反攻が一服し、再び下値模索の調整シグナルが点灯した形である。
6. 本日の注目銘柄・セクター動向
好決算や個別の政策・テーマ材料で買われた銘柄と、調整が続いたAI関連株を整理する。
- INPEX(1605)[値上がり率トップ / 終値+4.90%の4,049円]
資源インフレ期待と原油価格高騰を背景に資金が流入し、東証プライムを牽引した。 - 菊池製作所(3444)[一時ストップ高 / ファナック好決算でフィジカルAI関連へ資金流入]
ファナックの業績上方修正を受け、自動化・ロボット関連としての成長期待から急騰した。 - 豊和工業(6203)[ストップ高 / 防衛費算入対象拡大の検討報道]
防衛費のGDP比引き上げ・対象経費拡大報道が刺激材料となり、中小型防衛株へ買いが殺到した。 - Terra Drone(278A)[ドローン株上伸 / 駐日米大使の「生産拠点」発言報道]
米大使の日本ドローン生産拠点化提唱報道を受け、国内メーカーの収益拡大思惑から買われた。 - フツパー(478A)[大幅続休 / ローカルLLM「ラクラグ」をAIエージェント化]
社内資料の検索・ファイル化まで行うAIエージェント機能の追加発表が材料視された。 - メルカリ(4385)[値下がり率トップ / 終値▲6.21%の3,474円]
前日のメタ連携急騰からの反動手仕舞い売りが重なり、大幅安となった。
7. 次回(翌営業日)の投資戦略
本日後場の61,000円安値での下げ止まり、日米中銀会合前のもみ合い、5分足MACDのデッドクロス一巡感、および明日10月27日(火)の相場を踏まえ、明日の戦略を立案する。
「62,000円節目挟みもみ合い、ボリンジャーLOWER1(61,000円)支持確認からの61,200円〜61,700円支持帯での打診底順張り回転戦略」
相場は本日、62,900円台から失速したものの、62,000円前後(NF日経レバ61,000円台)では底硬い押し目買いが入る展開となった。今週は重要イベントを控えて大きな方向感は出にくいが、61,000円のサポートラインは機能している。
- 翌営業日の想定レンジ(NF日経レバ1570):61,000円 ~ 62,800円
- 具体的な立ち回り:明日は本日安値近辺の「61,000円〜61,500円近辺」(ボリンジャーLOWER1〜LOWER2帯の鉄壁支持ゾーン)をメインサポートと想定する。朝方のファースト下押しにおいて、5分足チャートで明確な下げ止まりが確認できた段階で、自信を持ってロング(打診買い)を仕込む。狙うはボリンジャーMID(61,900円付近)奪還から62,400円〜62,800円手前への戻り反攻サージであり、目標到達で素早く利益を確定させる機動的回転売買を徹底する。
8. おわりに
本日の相場は、前場早々の62,900円台への買い進みから一転、戻り売りに押されて終日じわじわと値を消し安値61,000円(終値61,260円)まで垂れ込むという、非常に上値の重い一日となった。
朝一番の力強い上昇に「今日も反撃だ!」と期待したところから、時間の経過とともに値が萎んでいく展開に、もどかしさを感じた読者の方も多かったのではないだろうか。
しかし、イベント前のもみ合いの中で61,000円の大台が守られたことは明日への下値支持となる。冷徹に61,000円のサポートラインを引き付け、スマートに自律反発の果実を掴み取りに行こう!本日も本当にお疲れ様でした!明日も共に勝ちに行こう!

