2025年5月12日デイトレ

NF日経レバ

寄り前情報

  [東京 12日 ロイター]

– きょうの東京株式市場で日経平均株価は、続伸すると想定されている。

米中貿易協議の進展への思惑が支援材料になると見込まれる。

心理的節目の3万8000円が意識されそうだが、節目付近では戻り待ちの売りが強まるとみられており、一段の上昇には追加の材料が必要とみられている。

    日経平均の予想レンジは3万7500円─3万7900円。

戦略

想定レンジ24,400円〜24,800円。

結果

想定以上に下掘った。特に後場早々の下げはきつい。

始値高値安値終値
日経22537,69737,726
(37,900)
37,417
(37,500)
37,644
+140
NF日経レバ24,590
24,615
(24,800)
24,220
(24,400)
24,540
+250

反省

ロイターの予想が下ズレし、より大きくNF日経レバがずれた。

13,100〜13,200円のズレ。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

市場概況

12日の日経平均は3日続伸。終値は140円高の37644円。前週末の米国株は3指数がまちまちかつ小動きであったが、米中協議終了後に双方から進展があった旨のアナウンスがあったことを好感して、3桁上昇スタート。開始直後には上げ幅を200円超に広げた。

高く始まった後は伸び悩み、しばらく値を消す流れが続いた。上げ幅を2桁に縮めると、前場は安値引け。後場はマイナス圏からのスタートとなった。ただ、深押しすることはなく、下値の堅さを確認するとほどなくプラス転換。再び上げ幅を3桁に広げると、14時以降は37600円近辺で値動きが落ち着いた。前引けでは下落していたTOPIXも後場には持ち直してプラスで終了。12日続伸となった。

東証プライムの売買代金は概算で4兆8500億円。業種別では倉庫・運輸、証券・商品先物、海運などが上昇した一方、医薬品、サービス、その他製品などが下落した。

【本日の買い売り優勢状況】

5月12日の東証プライム市場では、買い優勢金額は8,727.02億円、売り優勢金額は8,661.76億円となった。

トップニュース

米、中国製品への関税を90日間145%から30%へ引き下げ

週末に行われた米中通商協議の内容が公表され、米国は中国製品への関税を90日間145%から30%へ引き下げ、中国は同期間125%から10%へ引き下げると公表された。

米中通商協議が公表後、ドル円は一時146.73円まで値を上げた。

武田薬—大幅続落、米国での薬価引き下げを懸念して医薬品株が安い

 $武田薬品工業 (4502.JP)$が大幅続落。本日は医薬品セクターが業種別下落率のトップになっている。トランプ米大統領が薬価を大幅に引き下げるための大統領令に署名すると明らかにしている。「ほぼ即時に30%から80%下がる」と主張しているようだ。薬価引き下げが実現された場合、米国市場での収益力の低下が想定される形となる。なお、トランプ氏は第1次政権中にも薬価引き下げを目指したが、実現できなかった経緯がある。

第一生命-続伸 英キャプラをグループ会社に 世界最大規模の債券ファンド=日経

 $第一生命ホールディングス (8750.JP)$が続伸。日本経済新聞電子版は12日10時、同社が世界最大規模の債券ヘッジファンドの英キャプラ・インベストメント・マネジメントを持ち分法適用会社にすると報じた。

太陽誘電-大幅に3日続伸 今期営業益53%増見込む 利益配分に関する基本方針の変更も発表

 $太陽誘電 (6976.JP)$が大幅に3日続伸。同社は9日、26.3期通期の連結営業利益予想を160.0億円(前期比53.0%増)に、年間配当予想を90円(前期は90円)にすると発表した。市場コンセンサスは171.2億円。

ツムラ後場一時S安、費用増で26年3月期一転営業減益へ

 $ツムラ (4540.JP)$は後場一時ストップ安。この日前引け後、26年3月期連結業績予想について売上高を前期比3.8%増の1880億円、営業利益を同14.8%減の342億円と発表。最高益だった前期から一転減益の見通しを示しており、これが売り材料視されている。

日本製鉄—大幅続落、想定以上の大幅減益・減配ガイダンスをネガティブ視

 $日本製鉄 (5401.JP)$が大幅続落。先週末に25年3月期の決算を発表、事業利益は6832億円で前期比21.4%減となり、事前予想6700億円をやや上回る着地となっている。一方、26年3月期は4000億円で同41.5%の大幅減益見通し。年間配当金も前期の160円から120円に減配見通し。米国関税の影響を強めに織り込む保守的な予想と捉えられるが、想定以上の大幅減益・減配ガイダンスをネガティブ視する動きが優勢に。

神戸製鋼所-後場下げ幅拡大 今期営業益12%減見込む 減配見通しも発表

 $神戸製鋼所 (5406.JP)$が後場下げ幅拡大。同社は12日13時、26.3期通期の連結営業利益予想を1400億円(前期比11.8%減)に、年間配当予想を80円(前期は100円)にすると発表した。市場コンセンサスは1439億円。

ENEOS-後場急落 今期最終益18%減見込む 前期は22%減

 $ENEOSホールディングス (5020.JP)$が後場急落。同社は12日13時、26.3期通期の連結純利益予想を1850億円(前期比18.2%減)に、年間配当予想を30円(前期は26円)にすると発表した。通期見通しの前提として、ドバイ原油は1バレルあたり75ドル、想定為替レートは1米ドル140円とした。市場コンセンサスは2018億円。

シャープ-5日続伸 亀山第2工場を鴻海に売却 液晶パネル採算悪化で事業縮小=日経

 $シャープ (6753.JP)$が5日続伸。日本経済新聞電子版は12日14時に、同社が液晶パネルを生産する亀山工場(三重県亀山市)のうち第2工場を、親会社である台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業に売却することが12日、わかったと報じた。

【動いた日本株トップ】

日経225の構成銘柄は横ばいで推移し、市場センチメントは変化していない。その中で、 $アドバンテスト (6857.JP)$は本日値上がり率トップ、終値は9.04%上昇の7300.0円だった。

一方、値下がり率トップは $ディー・エヌ・エー (2432.JP)$、終値は16.39%下落の3035.0円だった。

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