前日を振り返って
前営業日となった8月24日の東京市場は、米国株高を受けて買い先行でスタートしたものの、26日に迫る米エヌビディア決算を目前に控えた警戒感から半導体株や電線株などのAI関連セクターが重石となり寄り付き天井の展開をたどった。前場はプラス圏とマイナス圏を往復する揉み合いを見せたが、後場14時過ぎから下押し圧力が拡大。大引けは前日比488円安の65,528円と続落着地となった。一方、プライム市場では値上がり銘柄数が多くTOPIXはプラスを維持するなど、全体の下値支持力の強さが印象的な一日であった。
NF日経レバ(1570)も始値69,380円から高値69,500円をつけた後に反落。後場にかけてじわじわと下値を模索し、想定下限(67,800円)に極めて近い安値67,880円まで下掘りした。終値は前日比960円安の68,100円で着地した。高値追い(69,500円超)を避け、想定レンジ下限付近での踏みとどまりを捉えられた再現性の高い立ち回りを、本日の最終調整局面へ活かさねばならない。
寄り前情報

明日26日の米エヌビディア決算発表を直前に控え、米国市場でのナスダック安と米SOX指数の下落、一方で国内159円台の大台に乗せた強烈な円安という交錯する材料が届いている。添付画像「image_23.png」の各データおよび最新動向は以下の通りである。
- 米国市場:主要3指数が高安まちまち。NYダウが53,417.16(+140.15ドル、+0.26%)と反発した一方、ハイテク主導のナスダック総合が25,980.19(▲200.26ポイント、▲0.76%)、S&P500指数が7,652.86(▲21.51ポイント、▲0.28%)で終了した。フィラデルフィア半導体(SOX)指数の下落がハイテク株の重石となった。VIX指数は15.85(+4.75%)へ上昇。
- 先物・為替(image_23.pngより):日経225先物(期近)は65,360円(▲80円、▲0.12%)と前日現物終値を小幅に下回る静かな動きで帰着。TOPIX先物も4,072.5(▲3.5、▲0.09%)と小動き。一方、為替(Bid)は1ドル=159.107円前後と、159円台へ乗せる強固な円安が進行しており、輸出関連株や好業績銘柄の下支え材料となっている。
- 注目イベント・材料:米国の対イラン経済制裁発表が警戒されたものの原油先物は下落。市場の関心は明日26日の米エヌビディア決算へ完全に集中しており、売買代金の細りと模様眺めムード(遅れてきた夏枯れ相場)が支配する見通しである。
ロイター予測によると、きょうの東京株式市場で日経平均株価は弱もち合いが想定されている。米対イラン制裁やエヌビディア決算前の手控感が意識される一方、好業績銘柄を中心に下値で買う動きが見込まれ、全体的に崩れることなく動意に乏しい状況になるとみられる。東洋証券の大塚竜太氏も「見送り姿勢の投資家が多く、遅れてきた夏枯れ相場」と指摘する。日経平均の予想レンジは6万5,000円─6万5,700円と設定されている。
本日の戦略
エヌビディア決算前夜の見送りムード、159円台へ乗せた強固な円安推移、および前日に記録された「-3,200円〜-2,400円」の適正な理論値マイナス乖離を踏まえ、本日のメインテーマを設定する。
「超大型イベント前夜の薄商い弱もち合いを見越し、159円台円安とボリンジャー下限帯を背にした66,800円〜67,300円支持線での低ボラ慎重押し目回転戦略」
相場へ臨むにあたり、前日に記録された客観的テクニカルスタッツを強調して分析の軸とする。
- 前日の乖離値:-3,200円 ~ -2,400円(過剰な歪みのない適正水準維持)
- 前日の値幅(日中ボラティリティ):1,700円(高値からの下限模索レンジ推移)
理論値とのマイナス乖離が「-3,200円〜-2,400円」の健全な領域に落ち着いていることは、イベントを目前に控えて市場の過熱感や不自然な偏りが存在しないことを示している。159円台の強烈な円安と国内好決算銘柄への買い意欲は相場全体の暴落を阻む鉄壁の防空壕となる。イベント前の静寂な押し目を冷徹に引き付け、小さく手堅く利益を確定させる機動的な立ち回りが求められる。
想定レンジ(NF日経レバ1570)
66,800円 ~ 68,800円
本日の具体策
- 日経225先物が65,360円前後で推移しているため、NF日経レバ(1570)も前日終値(68,100円)近辺での動意に乏しい寄り付きが予想される。朝一番の方向感のない振るい落としには静観を徹底する。
- 日経平均予想下限(65,000円方向)に対応する、NF日経レバの「66,800円〜67,300円付近」(前日安値67,880円を下回った位置にあるボリンジャーLOWER2〜3帯の絶対的支持ゾーン)まで引き付けられる場面をじっくり待つ。
- 5分足チャートでWボトム形成や明確な下げ止まり(出来高を伴う買戻し)が確認できた段階で、冷静にロング(押し目買い)を仕込む。
- 日経平均予想上限(65,700円方向)への上昇に伴い、NF日経レバが68,300円〜68,800円手前まで駆け上がる局面では欲を張らず、節目で素早く利益を確定させてポジションをたたむ機動的回転売買を徹底する。
閉めの言葉
世界中の投資家が固唾をのんで見守る米エヌビディア決算を明日に控え、本日の東京市場は売買代金が急速に細る「夏枯れ相場」の静けさに包まれる一日となりそうだ。
しかし、159円台へ乗せてきた強力な円安水準と、前日に「-3,200円〜-2,400円」へと整えられた適正なマイナス乖離は、日本株の下値が底固く守られていることの何よりの証拠である。イベント前夜の動意の薄さに焦ることなく、冷徹にサポートラインを引き付けて手堅く成果を収めに行こう。本日も ironclad(鉄壁)のリスク管理を徹底し、共に明日の大相場へ備えていこう!

