前日を振り返って
前営業日となった9月10日の東京市場は、米株安を受けて寄り付きから300円を超える下落でスタートし、日経平均は一時900円超安となる64,100円台(安値64,186円)まで下押した。しかし、4桁安を回避して売りが一巡すると、日米長期金利上昇を受けた三菱UFJ(8306)など銀行株や村田製作所(6981)などの電子部品株へ強い買いが入り劇的に反攻。大引けにかけて一段高となり、前日比128.17円高(+0.20%)の65,270.95円と高値引けで3日ぶりの反発を完成させた。
NF日経レバ(1570)も、始値65,980円から安値65,010円まで下押したものの、絶好の支持帯で見事に底を叩いて反攻へ突入。大引けは高値ぴったりとなる67,170円(前日比200円高、+0.30%)と、2,100円幅におよぶ圧巻のV字ロケットで取引を終えた。高値引けで示された強固な下値買い意欲と適正に保たれた理論値マイナス乖離を、メジャーSQ算出日を迎える本日の立ち回りへ活かさねばならない。
寄り前情報

本日の寄り前にて、米国市場での主要3指数続落、米8月PPI上振れや米長期金利上昇に伴うFRB追加利上げ警戒、WTI原油先物の1バレル=104ドル台突入、米SOX(半導体)指数の2%超急落、一方で1ドル=154円40銭台への円安戻りという交錯する材料が届いている。添付画像「image_36.png」の各データおよび最新動向は以下の通りである。
- 米国市場:主要3指数が揃って続落。NYダウが52,064.10(▲316.56ドル、▲0.60%)、ナスダック総合が26,081.72(▲171.61ポイント、▲0.65%)、S&P500指数が7,591.70(▲44.66ポイント、▲0.58%)で終了した。米8月卸売物価指数(PPI)や原油価格急騰を受けFRB利上げ懸念が強まり、SOX指数は2%超急落した。VIX指数は17.84(+8.38%)へ跳ね上がった。
- 先物・為替(image_36.pngより):日経225先物(期近)は63,870円(▲1,220円、▲1.87%)と64,000円の大台を割り込んで暴落帰着。TOPIX先物も3,976.5(▲55.0、▲1.36%)と大幅安。一方、為替(Bid)は1ドル=154.468円前後と、米金利上昇を受けて前日比で円安・ドル安(+0.59%)方向に振れて推移している。
- 注目イベント・材料:きょうはメジャーSQ(特別清算指数)の算出日であり、朝方はSQ値決定に向けた思惑売買で激しい波乱が見込まれる。また今夜には米消費者物価指数(CPI)の公表を控えており、取引後半は様子見ムードが強まりやすい。原油104ドル突破によるコスト高懸念と国内金利上昇観測のなか、自動車株や銀行株の底堅さに注目が集まる。
ロイター予測によると、きょうの東京株式市場で日経平均株価は軟調な展開が想定されている。前日の米国株安の流れを引き継ぎ売りが優勢となる見通しで、節目の6万4,000円を割り込む可能性がある。WTI原油が104ドル近辺へ急騰したことで企業業績への影響が警戒される一方、今夜の米CPI公表を控え次第に様子見も見込まれる。市川雅浩氏は「原油100ドル超えでコスト高が意識され、AI・半導体株が下げを主導するが、円安進行や金利上昇から自動車株や銀行株は底堅い動きになる」と分析する。日経平均の予想レンジは6万3,700円─6万4,800円と設定されている。
本日の戦略
WTI原油104ドル突入と米SOX指数急落による海外株安ショック、154円40銭台への円安進行と国内金利上昇に伴う自動車・銀行株の下支え、メジャーSQ算出後の需給あく抜け、および前日に「-1,900円〜-900円」と健全に保たれた理論値マイナス乖離を踏まえ、本日のメインテーマを設定する。
「原油104ドルショックとSQ前倒しパニック売り一巡待ち、あく抜け反攻と154円台円安を背にした63,800円〜64,200円支持帯での押し目順張り回転戦略」
相場へ臨むにあたり、前日に記録された客観的テクニカルスタッツを強調して分析の軸とする。
- 前日の乖離値:-1,900円 ~ -900円(高値引けに伴う理論値マイナス幅の健全な保持)
- 前日の値幅(日中ボラティリティ):2,100円(安値65,010円から高値67,170円への強烈な2,100円幅V字サージ)
理論値とのマイナス乖離が「-1,900円〜-900円」の適正領域で維持されていることは、前日見せた2,100円幅の買い上げの通り、市場の過剰な歪みがリセットされ押し目買いパワーが充填されていることを示している。日経先物63,870円(▲1,220円)へのサヤ寄せによる朝方の寄り付きギャップダウンは避けられないが、メジャーSQ値通過に伴う需給のあく抜けと154円台への円安推移を根拠に、寄り後の投げ売り一巡を冷静に引き付ける立ち回りが求められる。
想定レンジ(NF日経レバ1570)
63,800円 ~ 66,200円
本日の具体策
- 日経225先物が63,870円まで大幅下押して帰着しているため、NF日経レバ(1570)も前日終値(67,170円)から大きく窓を開け、64,000円〜64,400円前後の強力なギャップダウンでスタートすることが予想される。朝一番の原油104ドル突破やSQ算出手前のパニック売りには絶対追随せず、ファーストタッチは静観を徹底する。
- 日経平均予想下限(63,700円方向)に対応する、NF日経レバの「63,800円〜64,200円付近」(前日ボリンジャーLOWER3帯下方の絶対的支持ゾーン)まで引き付けられる場面をじっくり待つ。
- 5分足チャートでSQ値通過後のWボトム形成や明確な下げ止まり(出来高を伴う買戻し)が確認できた段階で、昨日の反省を活かして自信を持ってロング(押し目買い)を仕込む。
- 日経平均予想上限(64,800円方向)への戻り上昇に伴い、NF日経レバが65,500円〜66,200円手前まで駆け上がる局面では、今夜の米8月CPI前の様子見ムードを警戒して過度な欲を張らず、目標到達で素早く利益を確定させてポジションをたたむ機動的回転売買を徹底する。
閉めの言葉
WTI原油の104ドル突破や米SOX指数の急落、そして先物の63,870円への急落を受け、メジャーSQ算出日を迎える本日の東京市場は朝方に非常に過酷なギャップダウンスタートとなりそうだ。
しかし、前日に2,100円幅のV字反攻を叩き出して高値引けを決めた底堅さと、メジャーSQ通過に伴う需給の不透明感払拭、そして154円40銭台への円安戻りは、下値からの強力な自律反発を呼び込む確かなバネである。朝方の表面的なギャップダウンや過度な悲観論に惑わされることなく、冷徹にサポートラインを引き付けて絶好の巻き返し波動の果実を掴み取りに行こう。本日も ironclad(鉄壁)のリスク管理のもと、共にSQの波乱を乗り越え勝利を収めよう!

