【2026年5月26日】NF日経レバ(1570)の結果と反省:高値警戒感からの利益確定売り!4日ぶりの反落で一服

戦略のまとめ

本日の事前の戦略は、3日間で5,000円超という歴史的な急騰劇に対する「高所恐怖症」と、出遅れ株への「持たざるリスク」が交錯する環境を想定し、「持たざるリスクの買いに順張りしつつ、利益確定の連鎖(ナイアガラ)を絶対警戒」を基本方針としていた。
想定レンジは「69,200円 〜 71,200円」に設定。寄り付きからの利益確定売りをこなしつつ、下値支持線での反発を確認してからの打診買いを推奨。一方で、7万円台の青天井局面ではいつ達成感からの急落が起きてもおかしくないとし、新規エントリーを控えてトレーリングストップによる冷徹なリスク管理を徹底するシナリオを描いていた。

実際の値動き

Screenshot

結論から言えば、本日の相場は事前の「利益確定売りへの警戒」シナリオに沿った動きとなり、連日の急騰から一息入れる「4日ぶりの反落相場(日柄調整)」となった。
■日経225
・始値 65,247円
・高値 65,317円
・安値 64,605円
・終値 64,996円(前日比 -162円)
■NF日経レバ(1570)
・始値 70,110円
・高値 70,160円
・安値 68,500円
・終値 69,260円(前日比 -750円)
日経225は米国市場休場で手掛かりに乏しい中、小高く始まったもののすぐにマイナスへ転落。直近の相場を牽引していた半導体株などAI関連の一角に利益確定売りが先行し、序盤で一時は下げ幅を500円超に拡大して64,600円台まで下押した。その後は前日終値近辺まで戻す場面もあったが、上値の重さが意識されて再び売りに押される展開に。後場は下値不安が後退し小安い水準でのもみ合いが続いたが、終盤に再び下げ幅を縮めると売り直され、最終的に65,000円の大台をわずかに下回る64,996円(前日比-162円)で取引を終えた。
NF日経レバ(1570)も、始値70,110円から寄り付き直後に高値70,160円を付けた後は軟調に推移。安値は事前の想定レンジ下限(69,200円)を下回る68,500円まで突っ込んだ。終値は69,260円(前日比-750円)と、7万円の大台を割り込んでの着地となった。

テクニカル分析(1570チャートより)

本日の「image_54.png」のチャートからは、連日の急騰による過熱感を冷ます「小休止」のサインが読み取れる。
ローソク足と移動平均線:前日までの大陽線から一転、本日は上ヒゲと下ヒゲを伴う陰線を形成。ボリンジャーバンドの+2σに張り付いていたバンドウォークがいったん剥がれ、+1σと+2σの間での揉み合いとなっている。
MACD:ゼロラインより上のプラス圏でMACD線とシグナル線がともに上昇を続けており、上昇トレンド自体は崩れていない。
RSI(相対力指数):買われすぎ水準(70超)からやや下向きに転じており、過熱感が和らぐ日柄調整の動きを示している。

本日の日経225とNF日経レバの乖離値及び値幅

■本日の乖離値
-4,800〜-3,900円
■本日の値幅
1,600円
明日の相場を占う上で、このデータは「強烈なショートスクイーズの余韻と、ボラティリティの低下」を示している。
乖離値は「-4,800〜-3,900円」と依然として異常なマイナス圏での推移が続いている。現物指数が反落したにも関わらず、ETF価格のマイナス乖離が解消されていない(むしろ拡大している)ことは、空売り勢の買い戻し圧力が未だに解消されておらず、需給の歪みが極度に達していることを意味する。
一方で、値幅は前日の3,300円から1,600円へと半減した。米国休場で参加者が少なかったこともあるが、パニック的な乱高下がいったん収まり、相場が冷静さを取り戻しつつある証拠と言える。

反省

本日の最大の反省点は、「利益確定売りを警戒した基本方針は正解であったものの、AI関連の下落の深さをやや見誤り、想定レンジ下限を下回る突っ込みを許したこと」である。
相場が青天井モードに入っているとはいえ、3日間で5,000円上昇した後の「反動」は決して小さくない。65,000円の大台割れや7万円割れといった心理的節目では、短期筋の売りが加速しやすい。突発的なナイアガラを警戒してトレーリングストップを推奨した判断は機能したが、押し目買いのタイミングはより慎重に(十分に引き付けてから)行うべきであった。

東京市場サマリー(MOOMOO証券より引用)

26日の日経平均は4日ぶり反落。終値は162円安の64,996円。米国が休場で手掛かり難の中、小高く始まったもののすぐにマイナスへ転換。半導体株など直近で買われていたAI関連の一角に利益確定売りが出た。
序盤では下げ幅を500円超に広げ64,600円台まで下落したが、その後は前日終値近辺まで戻す場面もあった。しかし上値は重く、改めての売りに押される展開に。後場は下値不安が後退し、小安い水準でもみ合う時間が長かったが、終盤に売り直されて65,000円を下回って引けた。東証プライムの売買代金は概算で9兆8,000億円。情報・通信、建設などが上昇した一方、医薬品、非鉄金属などが下落。大成建設や鹿島建設などのゼネコン株に強い動きが見られた。買い優勢金額1.49兆円に対し、売り優勢金額1.74兆円と、利益確定売りが優勢となった。

本日の注目銘柄

本日は、AI関連への利益確定売りが出る中で、MLCC関連への継続的な物色や、個別材料株への資金流入が目立った。
太陽誘電(6976):AIサーバー向け投資拡大の期待から、連日のストップ高で上場来高値を更新。同業の村田製作所も連れ高。
大日光・エンジニアリング(6635):スペースXのIPOを控え、宇宙関連の中小型株としてストップ高。
信越化学工業(4063):丸三証券による目標株価引き上げ(収益成長確度の高まり)を受け4日続伸。
三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306):大和証券による目標株価引き上げも、地合いに押され続落。
古河電気工業(5801):野村証券による水冷モジュールの見方上方修正(目標株価引き上げ)を受け堅調。
ソフトバンクグループ(9984):値上がり率トップ(+10.91% / 7,841.0円)。相場全体が調整する中、逆行高で連日の上昇。
ARCHION(543A):値下がり率トップ(-8.68% / 368.0円)。

次回戦略

値幅1,600円とボラティリティを落ち着かせながらの、健全な日柄調整。相場はエネルギーを蓄え直し、次の方向性を探っている。
次回戦略:「7万円台奪還の再テストと、海外勢復帰に伴うトレンドの再確認」
明日(5月27日)のNF日経レバ(1570)は、米国休場明けの海外勢が戻ってくることで、再び相場の方向感が明確になる「トレンド再確認」の1日となる。コアレンジは「68,000円〜71,000円」に設定する。基本戦略は「調整完了を見極めての押し目買いと、7万円台突破での順張り」である。本日の反落で過熱感は幾分か和らいだ。海外勢が再びAI・半導体関連へ資金を入れてくる(押し目と判断する)ようであれば、7万円台奪還へ向けた強い動きが再開するだろう。本日の安値(68,500円)をサポートラインとし、反発の初動を丁寧に拾っていきたい。

閉めの言葉

上がると思えば下がり、下がると思えば一気に戻る。3日間で5,000円という狂乱の急騰劇を演じた相場も、今日はようやく一息つき、我々に冷静さを取り戻す時間を与えてくれた。
史上最高値の更新が途切れ、7万円の大台を割り込んだことで、「このままピークアウトするのでは」という不安を抱く投資家もいるだろう。しかし、これほど強い上昇トレンドの中で、一切の調整を挟まずに上がり続ける相場など存在しない。今日の反落は、相場がさらに高く飛ぶための「健全なしゃがみ込み」である可能性も十分にあるのだ。
焦る必要はない。相場は逃げない。明日、海外の投資家たちがこの相場を見てどのような判断を下すのか。自らのポジションとリスク許容度を整え、再び熱を帯びるであろう相場の声に、明日も静かに耳を傾けるだけでいいのである。

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